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最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

子供に言葉をしゃべらせろ:その2

 以前に書いた、「子供に言葉をしゃべらせろ」というのが、いつの間にか別のサイトで紹介されていた。俺ごときの勝手気ままな放言みたいなものをこんな形で取り上げてくれるなんて面映ゆくもあるが、そこにいろんなコメントがついていたのも結構笑えるものであった。しかし、後でよくよく考えてみると笑ってばかりもいられないものもあるな~~、というのがあったので紹介しようか。


・生徒に正しい日本語を使わせたいのなら、先生が手本にならないとね。
「やるの?」「どこの?」なんていってるから子供がそれで通じるんだって思っちゃうんですよ

・先生も丁寧な言葉を使うべきですよ。
「おい」とか「おまえ」とか名前を呼び捨てする
教育者というより、敬語を使われて当然というおごりが背景にあるように思います。


「敬語を使われて当然というおごり」だって?プッ。結局、教師という「機能」について何もわかってないのが如実にわかる。この場合は「使わせて当然という使命感」っていうべきなんだよ。
 本当はこんなの「揚げ足取り」の一言で片付ける程度の取るに足らないもののはずなのだが、困ったことに昨今の「自我の肥大した大衆」の間ではそれなりの説得力を発揮する言説となってしまっているように思うのだ。確かに、ちゃんとした言葉遣いを指導するはずの先生が「てめえこのヤロー」では一見カッコがつかないようにみえる

 だが、違うのだ。先生が生徒に対してぞんざいな口をきいたからといって、なぜ子供がそれに右へ倣えをしなきゃいけないんだ? 子供は大人とは同じじゃない。立場が違う。分をわきまえなければいけない。先生がぞんざいでも生徒は敬語。そういう風に教え込めばいいだけの話。それで何が悪いのか俺ごときのバカな脳みそでは全く理解できない。「分をわきまえる」というのは学校卒業した後もずーっと続くよ。俺の職業遍歴(乏しいけど)の中でも立場の上下、年の長幼、身分の上下、序列その他でちゃんとぞんざいと丁寧が使い分けられてたよ。どこのTVドラマを見てもどの小説を読んでも映画を見ても、目上はぞんざい、目下は丁寧。あなたのご家庭では違うんですか?それで、学校だけは生徒と同等の丁寧語を教師は使え、と?は~~いいんですか、そんな教育しちゃって。というか、そういう要求ってどんな意味があるの?教師って、社会に出る前の子供が親以外に遭遇するほぼ唯一の種類の「大人」なんだけどね。

 それともう一つ、小学校と中学校の違いもある。中学校は(これは俺自身もおぼろげに感じるだけだが)伝統的に社会との接点の役割を担っていたのではないか。小学校では正しく美しい形を身につける。しかし卒業後直ちに就職に結びつく可能性もある中学校では、そこに「清濁併せのむ」という要素を加えていくのではなかろうか。小学上がりがビックリしちゃう、教師のぞんざいな言葉遣いもその機能の一環だったんでは?ま、想像に過ぎないけどね。

 もちろん、言語環境を整えよう、とまじめに取り組もうと思えばこっち(教師)の言葉遣いだって自然に改善されてくるよ。「ダメじゃねーか!」が「困るじゃありませんか。」ぐらいの変化は発生している。(生徒指導の威力にどんな影響を与えるか、は別問題。)下手をすれば「慇懃無礼」なんじゃないのこれ?と思うぐらい丁寧に話すこともあるよ、生徒は感じないけどね。
 でも俺が幼少の頃の記憶では、近所のおじさんやおじいちゃん(知らない人は特に)は、別に大店や名家のお坊ちゃんでもないただの洟垂れ小僧であるところの俺なんかに向かってでさえも必ず、「坊ちゃんは・・」とか「・・なさる」なんていう言葉遣いで話しかけていたし、そういうのは江戸時代からの日本の伝統だったらしい。今みたいにTVなんかから汚い情報が子供の耳に入ってこなかったわけだし、大人社会全体が子供の言語環境に細心の注意を払っていたんだね。そういう社会を再び作りましょう、と言われれば俺だって全面的に協力するよ。たぶん日本中のどの教師だってそのくらいのことはできるであろうし、するであろう。



なお、この項では一部の、「ある種の悪意」を持った教師の発言は想定しておらず、あくまでも、普通の教師と普通の生徒が普通に生活している場面を前提にしています。(何をもって「普通」とするのか、なんて揚げ足をとられても困るけどね)
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テーマ:教師のお仕事 - ジャンル:学校・教育

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