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最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

オトーサン先生は女子生徒に触れられない

 先週末、陸上競技の大会があって、私も役員にかり出された。女子の800m走の時のこと。一人の3年生女子が400mトラックの2週目に入ったところで走れなくなって止まってしまった。(800mというのは中学生の女子にとってはかなりハードな競技と言える)そして、コース上にヘタリ込んでしまったので、私(音楽の教師)ともう一人の監察要員(50代男性教員:非体育教師)が側に行って様子を見たが、本人はもう全くグロッキーである。空は快晴でカンカン照り、さっさと涼しいところに運ぶべきであろう。脳裏に救急時の怪我人病人の運び方のイラストがあれこれと思い浮かぶ。腕力に自信があるなら、お姫様だっこでもして連れて行ければ早くていい。
 ところが、お互い、手が出ないのだ。二人して、近くにいる生徒に「女の先生を呼んできて」などと、トンマな指示を出すばかり。情けないのう。そのうち倒れた生徒と同じ学校の子が駆けつけてきて「大丈夫?」などといって、ジャージを使って扇いだりしているが、とにかくそこから動けない。本人は立ち上がれないし…どうすんだ!?

 どうやら、俺たち男性教員、特に、似たようなお年頃の娘さんを持つ年代は、心理的に禁止命令が働いて女子生徒を触れないのではないだろうか。
 そもそも、家に帰れば「何よ、オトーサンなんか、ふん」みたいな娘がいて、それはまるで我々にとっては怒ったときのハリセンボンかヤマアラシである。2m以内立入禁止だ。そういう女を間近に見ながら暮らす者として、うっかり中学生の女子なんかに触れるなんて思いも寄らない。本人だけでなく、まわりの口にも戸板は立てられないし。うっかりしたことをして、「やだー先生、エッチー」なんてみんなに言われたらあとあと照れくさい。
 だがそんなことよりさらに深刻なのは、最近の教職員の不祥事続きである。馬鹿なクソ教師がやれ盗撮でございますの、買春でございますの、教え子に手を出して青少年健全育成条例違反でございますの、と逮捕される話は枚挙にいとまがないほど。そのたびに、(ああ、俺も気をつけなくちゃ、万一のことがあれば女房子供は路頭に迷い、ローンは返せず退職金も出ず、職場は石持て追われ名誉や信用は完膚無きまでに破壊され…)と心ばかりか体まで震えるほど。恐ろしや恐ろしや。その上社会一般からの教師に対する目も冷たくなる一方。俺たちは四面楚歌の状態なのさ。だから、髪の毛一筋ほども疑われないように、と日々強く念じているのだ。
 つまりそんなことだから、いざという大事なときにもビビっちまって、女子生徒一人まともに救急措置を施すこともできない。以前はそんなことなかったんだけどなぁ。

 だが、ひょっとしてこれってすごくヤバイことじゃないか?適切な行動がテキパキととれない人間なんて、そこにいる意味ないじゃん。監察の旗振りだけなら生徒だってできるよ。幸いその子は一時的な症状のようだったからよかったが、緊急を要する事態だったらどうなったんだろう、と思うとゾッとする。

 教員の資質とは、お偉い人が言うような、大学の履修を増やしたり、研修を増やしたりすることで育てられるのではない。やっぱり社会や地域が一緒になって育てるものなのだ。俺たちにもっと温かい目を注いでくれ!自在に行動できる社会的コンセンサスを与えてくれ!
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テーマ:出来事 - ジャンル:学校・教育

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