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最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

被爆者に「死に損ない」 長崎修学旅行で横浜の中3

 修学旅行で5月に長崎市を訪れた横浜市立中3年の生徒が、長崎原爆の爆心地近くを案内した被爆者の森口貢(みつぎ)さん(77)=長崎市=に「死に損ない」などの暴言を吐いていたことが分かった。森口さんは「私は死に損ないではない。一生懸命生きてきた。大変悲しい」と同中学に手紙で抗議。校長が電話で謝罪した。(中略)
学校によると、森口さんが説明していた際、私語を続けていた1人の男子生徒に「聞く気がないなら出て行け」などと何度も叱る場面があり、生徒は退席させられた。暴言を吐いた男子生徒らは「そうしたやり取りに腹が立った」と話している。校長は「自分たちの発した言葉が森口さんにとってどれほどつらく悲しい言葉だったのかを伝え、反省を促していきたい」と話している。(毎日新聞2014年6月8日)



これはまた、何とも不快なニュースである。人としてとても許せることとは思えないが、背筋の寒くなる話でもある。つまり、ウチの中学校にも、そういうことを言いそうな奴がいるということだ。あるいは、どこの中学校でも、
「ん~…あいつなら言っちゃいそうだにゃ~」
と容易に想像できる最低のクソ馬鹿ガキが一人や二人いるのではないか。
 「言っちゃいそうなバカ」のタイプはいくつかあるように思えるが、報道記事をよく見ると、コイツらは、聞く気がない奴を退席させるとかそういうやり取りに腹が立った、ということなので、それに沿って考察してみれば、ようするに、こいつらの中には
正義がある、と認められることが重大なポイントだ。自分あるいはその仲間に対して不快な行為を仕掛けてくる相手なのだから、悪いのは被爆者(だろうが何だろうが立場なんかどうでもいい)の方なのだ。つまり、罪悪感なんかカケラほども感じてないどころか、あとから教師など大人がどんなふうに叱責しても諭しても、
「向こうが悪いんだから、仕方がないじゃん。」
という返事が返ってくるのは100%間違いない。断言できる。

なぜこういうことになるのか、それは簡単だ。
「人間はすべからくみな平等」という素晴らしい、美しい教育の、燦然と輝きわたる成果なのである。つまり、麗しき教育を享受して育ってきた彼らにしてみれば、自分も教師も親も大人も、すべて平等、立場は同じ、対等な相手だ。その対等な人間が、この俺様がお友達様と楽しく会話をなさっているところに、こともあろうに割り込んできて、黙れだの出て行けだのと理不尽なイチャモンをつけてきやがるとはなんたる失礼な奴だ、うるせぇ、この死にぞこないのくそじじい!と叫んだそのどこに非難されるいわれがあるというのか、俺様には全く理解できない。
 というあやつ等の声がはっきり聞こえてくる。(中学校の先生には共感してもらえると思う。)ということになると、記事の中の校長先生の、
「自分たちの発した言葉が森口さんにとってどれほどつらく悲しい言葉だったのかを伝え、反省を促していきたい」
という言葉が全くの頓珍漢だというのも分かるだろう。なにしろ奴らにしてみれば「つらく悲しい言葉」を投げつけられたって当然の相手なんだから。反省なんかするわけないさ。そして、理をつくして説明して「わかっていただく」のはほぼ不可能に近い。何しろ、赤ん坊並に幼稚で、自分の外の価値観を取り入れようとする脳細胞そのものが未発達なまま14~5年も放ったらかしにされてきちゃったんだから。

 とにかく、こういう精神は実際のところ単に幼稚なだけで、それに屁理屈をつけただけである。場面場面をとらえて、
「お前、そういう言い方ってないでしょ?」
とか
「誰に向かってそういう口をきいてんの?」
とか気色ばんで迫り(つまり指導するってこと)、ある場面においては口のきき方を気をつけなければならないのかも…あるいは、自分がへりくだらなければならない相手というものが存在するんだ、という意識を育てておかなければならないはずなのだ。それが放置されているのは、こういう生徒が次々と生まれていて、文句を言わなければならない場面があまりにも多すぎて中学校(小学校の事情はよくわからん)だけでは対応ができないというか、もはやそういう問題に対して不感症になってしまった先生も多くなってしまっているうえ、うっかり指導すれば、言われ慣れない文句を言われてショックを受けた生徒の保護者様の激しいクレームにさらされてしまう場合もある、という問題も見逃せない。中国の小皇帝じゃないけどわが子を「攻撃」する相手は「敵」として認識しちゃう幼稚な保護者や、
「いいじゃないかそんなことうるさく言わなくても」
というジジババ感覚の大アマな保護者がどんどん増えてきているから、そういうモンスターどもの前で地雷を踏みたくないという気持ちも全くないと言ったら嘘になる。
そして、躾のタイミングを失して精神構造が赤ん坊のまんまでデカくなった生徒たちにつける薬なんかない、というわけだ。

 昔だったらその場でボコボコにぶっとばして首根っこをひっつかんで本人の前に引き据えて謝らせる。昭和の先生たちだったら必ずそうしたであろう。逆に、先生や周りの大人たちにそういう迫力があったからこそ、今回の事件のような不心得者なんかが発生するはずもなかったのだが。時代ですね。
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テーマ:子育て・教育 - ジャンル:学校・教育

コメント

 むかーし見た『人間の約束』という映画で、ボケた祖父母を死に損ないみたいに罵るティーンエイジャーの子どものほっぺたを引っ叩いて「人間には、決して口に出してはならないことがある」と怒鳴るシーンがありました。
 体罰だの何だのと外圧のキツいご時世ではありますが、子どもが本当にマズいことをやった時に、大人(教員含む)がメチャクチャにキレてみせるというのはすごく重要なことだと思います。それは「そういうことは絶対に許さん」という意味になりますから。

  • 2014/06/14(土) 00:53:30 |
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  • shira #-
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