FC2ブログ

最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

はだしのゲン

 夏季休暇明けで、久しぶりに学校へ行ったら、管理職の机の上に「はだしのゲン」についての書類が置いてある。なんだか教育委員会からの、「はだしのゲン」が図書室にあるかどうか、どういう状態になっているか、という問い合わせのようだったな。面倒くさいね。何か世の中であると、そうやってすぐに現場に問い合わせてくる。ある意味フットワークがいいというか、まあ確かに現状を把握しておくことは委員会にとっては大事なことなんだろう。(議会対策、という面もあるらしい。)でも夏休みの暇な時期だからいいものの、学期中だったら舌打ちが出るところだろうなー、と思った。
 ちなみに、ウチの学校の状況はすでに国語の先生によって調査済みで、全10巻のうち2冊を残して残りは紛失状態のままになっていた、ということだ。いい加減じゃのう。

 要するに、「閉架処置」とか何とかごちゃごちゃ言ったりしなくても自然に消えちゃったことにしたっていいし、あるいは古くなった本は定期的に入れ替えたりしているんだからその時に処分したことにしちゃったって、どうってことないんじゃないの?というくらいのものかな。かつて自虐史観が幅をきかせていた時期には社会の先生とか組合の先生なんかが率先して「ゲン」を図書室に導入したんだろうな~というのは新任の頃にも容易に想像できたが、最近はそういう意味ではそれほど元気ないし。
 図書室に置く本は教材でもあるわけだし、となれば教育の内容も時代によって変わるわけだから、必要とされなくなることだって考えられる。この頃は合唱祭なんかでも「木琴」とか「消えた八月」なんかは生徒も
「こんな暗い歌イヤだ。」
というし、担任達も
「古いよ。重いよ。生徒のニーズに合ってないよ。」
とおっしゃる。「はだしのゲン」も教育現場じゃすでに教材としての使命は終わってしまっていたのかも知れない。ウチの図書室だって、いつ紛失したのか知れないけれど、もし必要なら再度導入されてしかるべきなのに、結局そのままなんだもんね。あんまり大騒ぎするほどのことでもないんじゃないのかな~。
スポンサーサイト



テーマ:教育問題について考える - ジャンル:学校・教育

コメント

暑かった疎開生まれの年寄り

 敗戦の年、終戦直後生まれの老人にとって、主題の少年のような逸話は親戚の実体験からたくさん聞いていました。MPも身近でした。これは冗談ではありません。占領軍が近くのお屋敷町に住んでいたからです。
 目から鱗。管理人様の視点は気がつきませんでした。ありがとうございます。
 学校の書庫は、受験ノウハウ本と、漫画、古い全集、週刊誌が目立っています。無くなるのは常識なのでしょう。破れるのも、汚れるのも。本屋さんが万引きで潰れる時代なのだから。
 対抗策はアマゾンと古本屋かも。やはりネットの時代はネットを活用するのが必須かも。本は必要最小限にすべきかも。
 でも、絞込みは難しい。ネットもシステム端末もオールドメディアの書籍も。余程しっかりした先生が管理者でないと無理ですね。
 図書室は大事な教育の場所でしょう。職員に任せるべき場所ではないはずなのに、何か変ですね。専門職任せの場所ではないでしょうか。
 そこで結論のはずですが、結論は控えさせてください。諦めの境地です。失礼しました。

  • 2013/08/23(金) 14:13:43 |
  • URL |
  • tsuguo-kodera #-
  • [ 編集 ]

 ははは、10巻のうち8巻が紛失。ホントにいい加減なもんですねえ。まあ古いマンガですからねえ。消えた8冊は、誰が持って行ったんでしょうか。
 このニュースのおかげで各地の図書館と書店に『はだしのゲン』の問合せが増えているそうです。巷間疑われているようにゲンを焚書しようと企んで画策したのだとしたら、とんだヤブヘビでしたな。せっかく話題になったのだし、実家にある全10巻を高校生に見せてみたら面白いかもしれません。高校生なら残虐だの何だのというクレームもないでしょうし。

  • 2013/08/23(金) 21:57:34 |
  • URL |
  • shira #-
  • [ 編集 ]

tsuguo-kodera様、 shira様、いつもコメントありがとうございます。 「はだしのゲン」は、昔は社会の授業で一部の場面を印刷して教材に使ったりしたようでしたが、今はあまり見ません。もともと左寄りの方の著作だったので、そういう方面の場面に対する批判があって引っ込めた、というのが真相のようですが、そんな大人の事情はどこ吹く風、今の中学生は「クライ、キタナイ」という雰囲気だけでこういう作品はたとえ漫画といえども忌避してしまって、手に取ることもないように思います。第一、古い本は手に取りません。正直、今となっては学校の図書室ではただの場所ふさぎ。それよりも何も考えない、問題意識も持たない若者、というほうが困ったものかもしれません。親どころか爺さん婆さんも「戦争を知らない世代」となりつつある今の時代は、「平和教育」も新たな段階を迎えているのではないでしょうか。

  • 2013/08/24(土) 12:10:25 |
  • URL |
  • crabfaceguy #-
  • [ 編集 ]

豊岡中学校1年の生徒です
今、国語で戦争や原爆の勉強をしていますが…
みんな(ちょっとグロい)映像や写真が流れると、見ないようにしたり、気持ち悪いと言ったりしていました。
でも、悪いことも、良いことも、しっかり語り継がれるべきだと思います。
また、少しグロい表現があっても、それも事実として受け止めるべきだと思います。

…生徒としての立場で、ですが。

  • 2013/09/04(水) 21:17:36 |
  • URL |
  • みやぬこ #8pwirgDA
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://crabfaceguy.blog87.fc2.com/tb.php/265-c6b75438
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)