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最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

こういうの許しといていいんでしょうか!

 きのう、「吹奏楽研究発表会」というのがあった。地区の小中高校大学が集まって、お互いに演奏を聴き合い、研修し合おう、という会である。まあこの時期だから、夏のコンクールに向けて調整のための舞台でもあるし、行動手順の確認、部活運営上の問題点の洗い出しなど、かなり大切な一日とも言えるのだ。一方、別の方角から攻める団体もある。超少人数の高校(7~8人)とか、超大人数で技術力にも余裕のある学校なんかは、あえてコンクールで演奏する曲をやらずに別の曲でパフォーマンスを加えた演奏をしたり、ある意味お祭り的な要素を披露してみたりすることもある。まあ、それぞれの考え方だから別にどうこう言うことではない。
 一校あたりの演奏の制限時間は8分、入れ替わりに要する時間が3分、つまり11分刻みですべてが進行するスケジュールである。すべてを時間通りに進行させるために、顧問としては曲目の選定から始まって部員一同の統率のとれた行動を訓練し、当日ともなれば、ステージ係や誘導係、会場係などの役員(すべて当日出場するメンバーが交代で行う)が細心の注意をはらいつつ役目を果たさねばならない。一日中、スリル満点の時間の連続である。

 さて、それなのに、だ。

その持ち時間を大幅にオーバーして演奏した中学校があったのだ。コンクール参加曲(7分)をしっかりやった後、さらにプログラムに載っていないテキーラ(4分)をサプライズで演奏しちゃって、ノリノリで会場の手拍子を誘うなどしたらしい。つまり、前述の二つの要素を一つのステージで同時にやってしまったのだ。それでも8分で終わるならいいのだが、この場合は明らかにわかっていて、あえて制限時間をオーバーしたということになる。1秒でもオーバーすれば失格になるコンクールと違うからね。
 つまり、これは重大なルール違反である。みんなステージには長くいたいのを我慢しているのだ。大編成の部に出る団体なら、ここで課題曲と自由曲を12分間フルに演奏したい。いつも出来ない大曲をやってみたい、あれとこれを同時にやりたい、と様々な思惑を持っている顧問だって生徒だって多い。そこを我慢して8分に切り詰めているのだ。
 役員だって、プログラムに書いてある曲が終わって拍手が起きれば、会場係は出入り扉を開けちゃうし、ステージ係はイスと譜面台を並べ直しに舞台に駆け込もうとする。客席だって、拍手と同時に演奏準備や時間による役員の交代で多くの生徒が入れ替わるので大わらわとなる。それなのにコイツら、その客席がいったん落ち着くまで待ってから、2曲目を始めたのである。つまり1曲目と2曲目の間に2分ぐらいは開いたことになる。俺が担当していた「誘導係」の生徒も客席から出てこられなくなって、すでに受付で集合を完了している団体を待たせる事態となった。とんでもない混乱になったのだ。

 この学校は、外部指導者が長年に渡り指導に当たっていて、(俺は嫌いだが)極めてレベルの高いバンドを築き上げてきている。それで、俺たちのありがたい演奏を特別に聴かせてやるからよ~く拝聴しろ、と言わんばかりの今回の行動になったものだろう。だいたいお互いに鑑賞し合う会のはずなのに、コイツら(生徒)トイレとかホワイエとかで遊んでばかりいたし。
 つまり、外部指導者が暴走しているのかな?それとも生徒がやりたいと言ってるのを顧問が止めることができないのかな?いずれにしてもこの学校の吹奏楽部は狂った方向に走っているのは確かである。外部指導者が指導して結果を残し始めると、保護者も熱くなり、学校の顧問が手を出せなくなる傾向があるようだ。そして、生徒も高慢ちきになるし、指導が入りにくくなる。そういう学校運営上のお荷物になっちゃった部活を(吹奏楽部に限らず)いくつか見たことがある。そういえばきのうも、外部指導者が指揮をする学校の生徒は演奏鑑賞中に私語をするなど、けっこう行儀の悪いのが多かった、という報告もある。

 こういう場合は、校長が強権発動してぶった切るとか、何らかの大手術をしなければならないのだが、そんな度胸のある管理職も、多くはいない。俺も数年前に「吹奏楽部の正常化」を管理職から要請されて、その吹奏楽部のガンであったところの「親の会」の解散を強行しようとしたところ、校長が腰砕けになって待ったをかけてきた、という件があった。なにしろ、手を抜きたい無能な顧問と、日和見主義の校長の合作である。困ったものだ。

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テーマ:部活 - ジャンル:学校・教育

コメント

何処も同じだと納得

 ダメな学会の専門部会の研究発表会とまったく同じだと思いました。笑えますが、その場に居たらイライラして自分の発表はおろそかになり、上手く発表できなくなりました。本当にご苦労様でした。私は全ての学会も研究会もリタイヤしてしまいました。
 最近、大学の先生も非常勤が多く、実績を上げる、競争者の足を引っ張る、ことになりました。そのため少しでも話を詰め込み講演時間を長くしようとします。
 でも、それは義務教育の音楽クラブで身に付けた業と習慣なのかもと思ってしまいました。(笑)
 所で、私の知人友人にはデモシカ先生がたくさん居ます。最後のデモシカ先生は間違いかも。(笑)
 私が知っている優秀なデモシカ先生はまず小学校の同級生。お父上は戦後日本の代表テノール歌手だった木下氏。娘は天才少女歌手でした。
 彼女は将来は日本を代表するソプラノ歌姫になると先生も同級生も信じて疑いなしでした。でも、彼女もいつかデモシカで母校の音楽の先生になりました。
 私の中学校の親友のお母様は大学時代、有名な上野天才少女ピアニスト。アルバイトで知り合った北村コレアキ指揮者にひかれ、クラシックを捨て、ジャズの世界へ入りました。彼は身体を壊す前はNHKの番組でN協を指揮していたこともあるそうです。門外漢なので正確ではないかも。
 しかし、旦那の楽団にはいり、一家で楽団を経営しつつ、毎日グランドピアノで練習していました。私が遊びに行くと音痴の私に伴奏をしてくれました。私は硬くなりましたが日頃以上に歌えたかも。実は勝手に私の音程に合わせてくれたのでしょう。(笑)家庭教師で生活の足しにしていたようです。
 武蔵野を出て、上野の大学院に行ったある女性もデモシカですよ。大学で自分のピアニストの才能を自覚し、ピアニストを諦め、大学で音楽の先生を育成する先生になりたくなったそうです。今でも教えるために、毎日練習しているそうです。
 一回だけ聞いたことがあります。難しい曲をいとも簡単にソロ演奏していたように感じました。でも本人曰く、上がっていた、才能がない、でした。
 今は若手の音楽家の伴奏をボランティア価格でするのが趣味。仕事は大学の講師、高校の非常勤の講師です。やはり彼女もデモシカでしょう。
 デモシカこそ最高の先生になる必要条件です。十分条件ではないのかも。でも、先生が天職、聖職と考えている先生に私はあまり出会ったことはありませんでした。
 しかし、映画のエンディングのようなどんでん返し。私が非常勤の講師をし始めたら、立派過ぎる、固まった、こうあるべきと教える先生のほうが多いのだと初めてしりました。びっくりしています。

  • 2013/06/18(火) 07:29:11 |
  • URL |
  • tsuguo-kodera #-
  • [ 編集 ]

 クラブが強くなって周囲の評価が高まると、顧問はもちろん、子どもたちも天狗になっちゃうもので、そういうのを放置してるといずれ破滅に向かうというのがよくある展開です。くだんの中学もかなりアブナい感じですね。
 親類の息子が中学生だったころ、吹奏楽部が非常に強かったのですけど、吹奏楽部員は態度がデカくて嫌だと彼はよく言っていたそうです。

  • 2013/06/26(水) 23:11:25 |
  • URL |
  • shira #-
  • [ 編集 ]

それは運動部顧問の特性かも

 上のコメントで納得しました。吹奏楽の特質ではなく、部活顧問の人間性の所以ですね。それなら、そのような運動部顧問をたくさん知っていますので、なるほどと思いました。コメントいただいた方に感謝しています。

  • 2013/06/29(土) 19:37:10 |
  • URL |
  • tsuguo-kodera #-
  • [ 編集 ]

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