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最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

アレルギーの生徒と給食

 またまた学校バッシング。給食を食べたアレルギーの5年生女子が命を落としてしまって、それが学校のせいだ、ということになり、教育委員会だかが頭を下げたりしている。犯人を本人(達)以外のせいにしたがる気持ちはわかるけどね。子供が死んでしまう、というのは最悪の結末で、とやかく言うことがいいことかどうかはともかく、これ、本当に学校側に落ち度があったんですかね。

 まず、親の立場になって考えてみる。
 自分の子が命にかかわるアレルゲンを持っているということになった場合、学校給食を食べさせるべきなのか。そもそも、気がつかないでエビを食べたとかソバを無理矢理食べさせたとか、
給食がらみで児童生徒が死んでしまった事件はこれまでにも何回か聞いたことがある。
無理解な先生に、
「食べ物を残しちゃいかんぞ。食べ物を粗末にするとは罪悪だ。好き嫌いなんかしてたら性格がひねくれるぞ。(全部正論。必要な躾)」
とか何とか言われて無理矢理勧められたら、(さらにまわりの子供たちが「そうだそうだ!」なんてはやしたりしたら)それを断る勇気のある子供が何割いるのか。わけがわかってる担任の先生がいつでもいればいいけど、出張だ病休だで替わりの先生が来ることだってある。運の悪いことが重なればうちの子だって同じ運命に見舞われることになるかもしれない、と俺なら思うね。最初っから給食はお断り、弁当持参の方向へ持っていくしかないであろう。実際そうしている生徒も何度か見かけたことがある(一度担任したこともある)。とにかく何度も言うけど、我が子が死んじゃったらどうしようもないんだから!自分の子供の命にかかわる問題を医療関係者でも何でもない人に預ける勇気はちょっと俺にはないなあ。

 次に担任の先生の立場になって考えてみる。今実際に俺が思っているのは、
「は~、その(死んだ)子が俺のクラスの子じゃなくてよかったわ~。」
である。何しろ報道の内容を知れば知るほど、どこのクラスでも起こりうる事件だからである。しかも俺みたいなずぼらなヤツでは献立表なんかちゃんと確認せず全部給食当番と本人任せになっちゃう可能性がかなり高い。(今回の事件の担任の先生はかなり気を使っていて、すごいと思う。:それでもこんな事故が起きるとは…。1000回成功しても最後の1回で失敗すればすべての努力が水の泡になるのだ。)
 だいたい大勢生徒がいるクラスの中で、給食準備の(戦争のような)時間に毎日、常に、ある特定の生徒の動向を気にすることなんかそう簡単にできることではない。生徒はその子だけではないのに、自分の子だけはこんな風にしててもらいたい、なんて親に要求されても所詮ムリなのだ。そして、不運にも何か起こると、親は
「言った通りにしてくれなかった!」
と目を剥いて怒るのだが、はっきり言わせてもらうけど、100%を期待する方が間違ってるんじゃないのか。親にとってはたった一人の子供でも、先生にしてみれば気持ちの上ではともかく時間的にも物理的にも40分の1でしかない、というのはどうしようもない現実だ。要するに、引き受けちゃいけないことを引き受けちゃったところに問題があるのだ。そして、それが学校で起きる他の様々なトラブルの原因であったりもする。何ができて、何ができないのか、学校としても個々の先生としても明確にしておかなければいけないのかもしれない。

 だから、これを機会に「給食廃止」の論議が再びおこってくれないかな~。とにかく学校の1日の生活の中で、かなり労力を裂かなければならない部分なんだし。何より人の命には代えられないでしょ。というか、これほど問題が起こっても、そういう話を出してくる人がほとんどいないのは不思議なことであ…ないか。子供の昼メシを作るなんて面倒だし、他人の子のアレルギーなんてどうでもいい話だもんね!
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テーマ:教育問題について考える - ジャンル:学校・教育

コメント

給食を食べたことはありません

 不幸なのか幸運なのか分かりませんが、私は一度も給食のある学校や大学に通ったことはありません。ずっと冷たい弁当を食べて生きかいのにました。会社時代も胃潰瘍のとき、冷たいおにぎりを毎日食堂で食べていました。
 お陰で、今も、不味い自炊のラーメンやおかずでも、食べたくない不調のとき以外、まずほとんど残さず食べられています。残すときは夕方になると発熱する病気のときだけです。
 不味い冷たい弁当は最高の教育かもしれません。私の経験の範囲ですが。

  • 2013/03/03(日) 18:37:15 |
  • URL |
  • tsuguo-kodera #-
  • [ 編集 ]

初めまして。何回も先生のブログを読ませていただいています。本当におっしゃる通りですね。私は20代から30半ばまでは「余分なサービス率先教諭」でした(笑)今は一つひとつの生徒に対する関わりを自分からの視点と他から見た視点を擦り合わせてアプローチするようにしています。私の学校でも、ある若い先生がサービス精神を発揮して、その結果、かなり大きな事案に発展したことがありました。本当に我々からみても良い先生で、将来エースになるような人物です。でも、トラブルがあると・・・。本当に厳しい時代になりました…。私自身、あと約20年持つかどうか(笑)これからもよろしくお願いします。

  • 2013/03/09(土) 14:36:22 |
  • URL |
  • 中堅教諭 #4tXsH.Ek
  • [ 編集 ]

大人にはきびしい

 tsuguo-koderaさん、中堅教諭#4tXsH.Ekさん、コメントありがとうございます。
 さて、私はもう何年も前から糖尿病と診断され、食事には気を使わなければならなくなっています。ついに昨年からは「糖質制限」を開始しましたが、担任としては困ったことです。配膳されたご飯をそっくり食缶に戻して生徒に目を丸くされたりとかね。事情を説明しても中1の生徒にしてみれば実感として理解できないようで、奇異の目では見られますね。献立によってはほとんど何も食べれられない場合もありますから、「職場環境」という方向から見れば劣悪そのものですね。
 アレルギーの生徒とか、事情を抱えた子供たちも一括りにしなければならない給食とはいったい?!それでなくとも「みんな一緒」を強要されるのが学校の宿命なんだから、食事ぐらいもっと自由度が高い方がいいと思うのですが…。

  • 2013/03/15(金) 00:47:13 |
  • URL |
  • crabfaceguy #-
  • [ 編集 ]

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