FC2ブログ

最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

それにしてもCOSMOS

 この合唱曲は、中学生は大好きなのである。なにしろ言葉が心地よい。「夏の草原に銀河は高く~」とはじまって、「百億年の歴史が今も体に流れてる」「ぼくらは一つ」「君も星だよ」と、耳触りの良い言葉が連なっている。よくできた歌詞といえる。
ところが、旋律が最悪なのだ。とにかく最高音にiの発音が集中する。ソプラノの女子はこの声をひねり出すためにかなり無理をする。そのため、せっかく小学校の(出鱈目な)歌唱指導から脱却させて中学生的な美しい頭声発声を身につけ(かけ)させても、定着していなければそれがぶち壊れてしまう。下手をすれば何人もの女子が元の木阿弥以下のレベルにまで落ち込んじゃって卒業するまでそのまま這い上がってこられなくなる。
男も大変。ソプラノの1オクターブ下の、要するにかなり高い声を要求されるので、変声の進んだ男子にとってはけっこう高音域となり、その声を出すために喉を上げ、薄っぺらな叫び声を上げる。しかも、かなりの割合で音程は下がってしまい、聞くに堪えないハーモニーが出来上がってしまう。あるいは、あきらめてオクターブ下の「重低音部隊」に参加(というか落ちるというか)してしまう。とにかくろくなことにはならない。そのうえ、最後の部分で転調してさらに半音上がってしまうのだ、最高音が。まさに『のどにイタイ曲』。この曲の演奏を作り上げるのは、中学生の「この曲が好き」という気持ちがもたらすエネルギーだけなのである。
それなのに、そんな肝心なことが全然わかってないクズ音楽教師のいかに多いことか。2年前に市教研(市町村教育研究会のこと:公立小中学校の教員で構成される)の音楽部会でそのことを話題にして、市内小中音楽会での全員合唱の曲はCOSMOSをやめましょう、と提案したところが、その場にいた全員(つまり市内中学校のほぼすべての音楽教師)から何を言っているのかさっぱりわからない、という反応を食らって面喰ってしまった。自分とこの生徒にあんな汚い声を出させて何も感じないのかね?
詩がよくても、音楽の雰囲気が良くても、「教材としては劣悪」ということだってあるんだよ!そのくらい解れよ!
それにしても、授業や合唱祭で生徒にやらせる合唱曲のチョイスって面倒なものである。
スポンサーサイト



テーマ:合唱 - ジャンル:音楽

コメント

私もそう思います

 生徒は本当に好きですね・・・。私はあまり好きじゃなくて、上手にハーモニーを作れないのは、自分のせいだと思っていました。

  • 2011/11/22(火) 23:52:26 |
  • URL |
  • gucchanda #-
  • [ 編集 ]

他にも「樹氷の街」とか「ヒロシマの有る国で」とか、そういう困った教材はいくつかありますよ。何かの研修会の時に、秩父第一中の印東先生が「COSMOS」を歌わせるのに、かなり注意深く当たっているようなことをにおわせていましたので、どこでもいろいろ苦労してるんだな~とは思いましたが。私はなるべく遠ざけるように仕向けています。どうしても「COSMOS」というのなら、3年生ぐらいになって喉が多少丈夫になってからの方がいいと思います。

  • 2012/01/09(月) 16:42:59 |
  • URL |
  • crabfaceguy #-
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://crabfaceguy.blog87.fc2.com/tb.php/215-deeb3452
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)