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最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

「中学生刺殺事件」に何を思うのか

 今月初め、近くの市町村で、中2同士で相手を刺殺するという事件が起きた。いやな話だが、起きてしまうときには起きてしまうのだから(実際稀有なこととは言えなくなっている日本が怖い)、わが校の生徒たちにもそれなりの話をせねばなるまい。我が校長も、こういう時にはすぐさま執り行われる「臨時校長会」に出かけて行った。
 さて、校長先生は帰ってきてから、次の日に行われる学年朝会でこの件について話をしてほしい。ついては私が文章を作るからそれを読んでもらいたい、とおっしゃる。で、次の日の朝渡された文がこれである。

「学校長メッセージ」(1行目) 「学年主任講和」(2行目)←どっちなんじゃい?
所沢の中学校で、生徒が同級生を殺傷するという、あってはならない事件が起こりました。
何人(なんぴと)といえども、人が人を凶器で傷つけたり、言葉で傷つけたりする行為は、絶対に許されません。改めて、ホニャララ中の生徒の皆さんにも、命の大切さを考えてもらいたいきっかけとしてほしかったので、今日、この話をしました。

 人に嫌なことをしたり、言ったりして、相手の恨みを買うようなことは互いに殺し合う戦争によく似ています。そうした行為には、何のいいところもなく、ただ失うものばかりの結果しかありません。6月・・日に行われたホニャララ中の生徒総会では、「いじめゼロの誓い」をもとに生徒会本部から~~~~というスローガンが提案され、全校生徒から承認されました。
 相手を思いやり、互いを尊重し、互いに協力して助け合いながら、、ホニャララ中生には有意義な体験をたくさんして、いい思い出がたくさん作れる中学校生活を送ってほしいと、切に願っています。以上で話を終わります。


正直、一読して、困ってしまった。校長先生とか、そっちの方のえらいさんたちは「あってはならないこと」という言葉が好きで、何かあるごとに唱えるんだけど、そう言っとけば免罪符になるのか?と思うことがある。今回の「メッセージ」なんかその最たるものだ。まるで他人事だよね。途中から論点があさっての方へ行っちゃってるし。生徒がこれを聞いてどう思うだろう。多分何も感じないよね。読むだけ時間の無駄だってことに気付けないかな~。誰が書いたんだ、この文章?しかも、集会が終わった後で、
「生徒の様子はどうでした?」
なんて俺に聞いてくるし。つまり書いたのはやっぱり校長?一応
「静かに聴いていました」
って答えたら満足そうにしていたし。
ま、これそのまま読んでも生徒の心には何も響かないよな~と思ったので、こっちで話を追加しておいた。

 つまり、この一件は生徒同士のトラブルが原因、それも、加害者は以前から被害者(殺害された子)に何かされていてそれを学校にも相談していたと。つまり、恨みをもって相手を刺したのである。この話のどこがヤバいか、君たちは全然わかってない。(もちろん校長も全然わかってない~生徒には言わないけど)もしこの中に、誰かを過度にいじっていたり、嫌がらせをしていたり、そのほか(もっと悪いこと)を繰り返している人がいたら、その人はある日突然刺殺されるかもしれないってことなんだよ!そういう人がこの中にいるんじゃないか?それが「君」である可能性があるんじゃないのか?わかっているなら、そして明日いきなり殺されるのが嫌なら、すぐやめろよ。ひょっとしたら自覚していない人もいるかもしれない。人間関係を点検してみなよ!やられてるかわいそうな仲間が周りにいないか?もう一度自分の周囲を見回してみなよ…  みたいな内容ね。

多少どぎつすぎる話かもしれないけど、建前だけの「お話」で何か対策を立てたつもりになっているよりはマシであろう。もっと現実に即した話で生徒の心に迫ってもらいたいものだ。
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テーマ:中学校 - ジャンル:学校・教育