最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

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点数のための委員会

 どういうわけか、今年度は図書委員会の担当になった。若い頃に一度させられて、その一年間は学校の図書室が事実上閉館状態になってしまうという、苦い経験が思い出される。しかし、今回は経験豊富な国語の先生が一緒(というかそっちがメイン)なので、心配あるまい。
 で先日、その第一回目の委員会の会合があったのだが、何だかやーな感じなのだ。不良みたいな3年男子がたくさんいる。何でこんなヤツらがよりにもよって図書委員会なんだ?!どうせ内申書目当てであろう、と思うと見てるだけでもムカつくじゃないか。馬鹿みたいに私語ばかりしやがって、会議の進行が妙に妨げられる。それでも一応、正副の委員長を決めるという段にになった。委員長はまあ、いかにも図書委員会をやりそうな感じの、無難な女子が一人だけ立候補してすんなり決まった。ところが、副委員長で、司会の生徒(本部役員)が
「誰かやりたい人いますか」
なんて間抜けな質問を投げかけちゃったモンだから、案の定、
「俺やろうかなあ」
「それってどんな仕事?」
みたいな不規則発言がくだんの不良どもから上がってくる。だが、こんなヤツらにやらせちゃったら後々とんでもないことになるのは火を見るよりも明らかだ。第一、入ってきたばかりの1年生に示しがつかないじゃないか。なんとか阻止せねば…と気が焦る。だが、そこでヤツらの中の一人が絶好のチャンスを与えてくれた。
「ねえ、それって成績に関係あんの?」
それ今だっ!とばかりに介入する。
「おい!成績とか、そういうくだらないことでやるんだったらやるんじゃねえよ!!
すると、その発言の主は一瞬ひるんだものの、
「くだらない?くだらないって…」
とかなんとか反論しようとするから、さらにたたみかけるようにして
「くだらないっていってるんだよ! 何のために委員会があると思ってるんだ! そんな考えでやって何の意味があるんだ! 何のために活動があるんだか、よく考えてやって欲しい!」
すると、その周辺も含めた3年不良連中が予想外に意気消沈して黙ってしまい、その間隙を縫って、普通っぽい女子が
「アタシがやりま~す!」
と手を挙げてくれて無事に委員会が悪たれ連中に乗っ取られるのを阻止できたのだ。やったね。

 それにしても、実際くだらないのは高校入試制度なのである。こんな決まり方でもアホ野郎に決まっちゃえば、そいつがどれだけ何もしないで迷惑をかけまくっても『図書委員会副委員長』という肩書きを高校入試の調査書に書き込まなくてはならない。活動状況を記述することは(うちの県では)できないから、肩書きだけが一人歩きして合否判定においてプラスポイントになる。調査書は生徒にも開示するから、故意に記述しなければそれだけを狙って立候補した生徒にすれば怒り心頭となるし、保護者からだって猛烈なクレームが来るであろう。だが、そんなやつが役職についても一年間迷惑を被るのは委員会で、そいつのせいでずっと足を引っ張られることになるし、もっとちゃんと仕事ができる、本来役職に就くべき人間が一人、入試において損をすることになるのだ。そんなことが許されていいのだろうか?教師としては、許しちゃいけないんじゃないのかな~。
 一方、生徒の方だって、今回はすごすご引き下がったが、もっとごねるやつだっておそらく多いのではないか。何しろ、親にも言われてるし、塾でもいわれてるだろうからね。
「くだらない、といわれようが何だろうが、やります!ってなんで言わなかったのよ!」
と子供をどやしつける母親の姿も想像できる、と家内も言っておった。

 マ、なにしろそういうわけで、久々に『いい仕事』をしたぜ。
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テーマ:教師のお仕事 - ジャンル:学校・教育

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