最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

響き渡る「仰げばとうとし」

 大いなる高揚感をもってご報告させていただこう!

私crabfaceguyはついに年来の念願をひとつ果たすことが出来たのであります。すなわち、
「卒業式における"仰げばとうとし"斉唱の復活」!!
これについては以前にも書いたとおり、新任の学校で年寄り連中の反対を押し切って卒業式の歌から排除してしまい、その「若気の至り」を自分としてはずっと気に病んでいたのである。だから、その後に赴任した学校で廃止の動きがあったときには断々固として叩き潰し、「仰げばとうとし」を死守してきた。
 だが、歌わなくなった学校で改めて復活させたのは今回が初めてである。というより、今いる中学校は昭和末期の新設校で、いわゆるリベラル派?が伝統を築きあげてきた学校だから、開闢以来仰げばとうとしなんて歌ったことなんかないのだ。
 そんなわけだから1月の職員会議で提案したときには、(すでに授業で練習は始めちゃってたが)ちょっと緊張した。ああ言ったらこう言ってやる、と臍を固めていたのに、しかし誰も異議を唱える先生がいないとはちょっと驚きだったぜ。組合の人とかなんかいうかと思ったのに。でも、一番抵抗が強かったのは3年生だったかな。1・2年生は別にそんなモンか、という感じで脳天気に何も思ってないのだが、3年はちがってて、いつもだったら卒業式で何か違う歌をやることになってるのに、それが上からのお仕着せになっちゃうってのが気に入らない感じだった。でも、あくまでもそう感じるだけ。
「うちの親も、今更そんな古い歌…とか言ってたし」
と聞こえよがしに言ってる女子もいたりしたが、面と向かっては言わないから、そんなのは完全無視!で授業も押し通し、心配していた式練習の時に集団で抗議してくるというのもないし、無事、卒業式当日を迎えられたのであった。3年の担任が協力してくれて、この歌の歌詞の意味は、とかこれを歌う意義は、とかいろいろ学級指導の中で取り組んでくれたのも功を奏したのであろう。
 一番困ったのは、在校生連中が歌詞を覚えられなかったことである。やっぱり週に1回しか授業がないのってきついよ~。ヤツらにしてみれば明治時代の文語調の歌詞なんてすでに「暗号」でしかないし、3番までの有節歌曲ってけっこう歌詞が頭に入らないものだ。最後は1年の主任なんかが毎朝の朝読書の時間を学年集会にしちゃって歌の練習をしてくれるなど、本当に迷惑をかけまくってしまったが、どうにか卒業式当日には間に合った。

 そして、本番。体育館いっぱいに響き渡る歌声。目を赤くする3年女子たち。しかも3年男子までも?本当かい?!

 泣けました。

 この歌のもつ音楽としての力は、もはや破壊力とも言っていいほどだ(涙腺直撃だな)。そこいらの合唱曲なんか寄せ付けないものすごい迫力がある。しかも斉唱って、いいよね~。独特の説得力だ。式が終わった後、俺は茫然としてしまって言葉が出なかったよ。「仰げばとうとし」、絶対来年以降も定着させてやる。

って、独りよがりでなきゃいいですけどね。
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