最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

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学校評議員って何だ?

 時々「学校評議員」という人たちが中学校に来て、会議をする(ようだ)。朝の職集とか日報なんかで知らされる。
「その際に授業の様子を見て回りますからよろしくお願いします。」
なんて朝の職集で校長が言ったりするので、ハ~そうですか、と思ったりする。とりあえずいつ誰に見に来られてもあわてなけりゃならないようなしょうもない授業をしているつもりはないからな。だが、卒業式の来賓としても現れるこの人たちは、いったい何をしているのだろうか、実は俺にはさっぱりわからないのだ。

 この制度が導入されたばかりの、つまりかなり以前のある日、道徳の時間に、クラスの掲示物だったか何かの作り物をさせていたことがあった。授業者であるところの俺は、生徒への指示が終わってしまえば、あとは何もせずに生徒の様子を見ているだけということになるな。で、色画用紙とかマジックとか、もろもろの材料を生徒たちがとっ散らかし、机も移動させて思い思いに集まって作業をする。中には床に寝そべっていろいろする行儀の悪いのも複数いて、でもだからといって無秩序というわけでもなく、和気あいあいと作業が進んでいたわけだ。ところが、この時に運悪く?その学校評議員の方々の授業見学がぶつかってしまった。なんとなく進むぬるい空間に突然!教室のドアが開き、数人のおじさんたちが校長教頭とともに入室してきて、(あ、そういえば…)と俺は思い出し、でも寝そべってる奴らにとってつけたように
「こら!起きろ」
とも照れくさくて言えず、その場をそのままにし、しばしあって評議員の方々も微笑んで教室から出て行った。
 ところがそのあと教頭に呼ばれ、
「Crabfaceさん!何してたんだよ、道徳だったんじゃなかったんかい!」
「はあ、ちょっと掲示物とかいろいろ(しどろもどろ)」
「駄目だよ!その時間は道徳ってことになっていて、先方だってそのつもりで授業を見に来るんだからさ、俺も何と言っていいかわからなくて困っちまったよ!」
と、こっぴどく叱られた。
 まあその時に、つまり学校(ひいては文科省)が示しているカリキュラムというものは、地域に対して「子供たちにこういう指導をしますよ」というある種の契約・約束でもあって、それは約束なんだからちゃんと守らなきゃいけないものなのね、という構図を俺は明白に認識し(それまでそういう発想で考えたことがなかった!)、それからは道徳を何か(たとえば合唱祭の練習なんか)でつぶすというようなことを厳に戒めるようにはなったのである。

 で、それから10年以上たった今日もまた学校評議員の会議があり、やはり授業の見学(巡視?臨検?)をするという。だが、俺の教科(音楽)では今日は期末テスト直前の恒例行事、歌唱テストである。俺は別室に生徒を1~2人ずつ呼び出し、残りの大部隊は音楽室でテスト勉強の自習すなわち追っ放し、という最悪の日だ。こりゃ見せたくないな~というのが正直なところなのだが、仕方がない。でも校長が
「3時間目に見に行きます」
ラッキー!3時間目は空き時間だぜ!と思ったのに、なんと彼らの会議は思ったより早く終わったらしく、2時間目に見に来ちゃったじゃないか!それも学校で一番行儀の悪いクラスなのに!後々どんな話になるんだろうか、と思うとマジ気が重い。でもやらないと評価ができないし…!

 それにしても、実際問題「学校評議員」の制度って個々の教師の授業を監視するためにあるのかな~?文科省のHPにはそんなことは書いてないし?実際その会議の席で何が話されているのか、というのは(聞けば言ってくれるのだろうが)これまで校長から全く職員に公表されたことはない、と俺は記憶している。結局のところ俺のような小心者の教員にそこはかとないプレッシャーを与えているだけ、としか俺には認識できないあの人たちって一体何してるの?謎は深まるばかりである。
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テーマ:教育 - ジャンル:学校・教育

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