最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

嫌われる生徒(拾遺)

その7:友達を抱え込むヤツ
 女子に多いのだが、一人の友達と深くつきあいたがるヤツがいる。これは正直言って嫌われる。というのも、そういう傾向の生徒ってそう多くはいないからだ。たいていの生徒は友達、といっても単にふざけて盛り上がるだけの表面的なつきあいしかしていない。「何でも打ち明けられる友達」なんてそうそういるわけないじゃないか。だから、普通の生徒は浅く広く、何人も「友達」と呼べる人間を作って、何となくグループで行動している。当然そこから一人だけを抱え込んで、引き離そう、などというモーメントが働けば、困った事態になってしまう。グループとしては仲間が一人減るわけだし、抱え込まれる当事者にしたって他の生徒との会話まで事実上制限されちゃうわけだから迷惑な話だ。しかも、そういうヤツは「深い関係」にあこがれているわけだから、ある生徒を抱え込むのに成功すれば相手がどう思おうがお構いなく信用して自分の心の闇まで洗いざらい話してしまう。つまり
「ホニャラさんって、ホニャホニャだよね~。」
なんて、人の悪口なんかもぜ~んぶ口に出しちゃう。後はどうなるかなんて、聞かなくてもわかるでしょ。おまけに、相手が辟易して離れていくと
「裏切られた!」
と深く傷つき、孤独感の中にどっぷり落ち込み、相手を憎み、その戻っていった先のグループをも長々と恨んでたりする。
 しかもそういうのに限って教師のアンテナに引っかかってくることも少ないのだ。というのも、この手の生徒は日頃の生活態度は大人しく品行方正で優等生だったりすることが多いからね。後になってけっこう人間関係がこじれたりしてから、
「えっ!あの子がそんなことを?」
なんてことになる。ま~始末に負えないといえば始末に負えない子ではあるのだ。
その8:被害妄想
 ちょっとしたこと(何かを言われたとか、ちょっとぶつかったとか、目が合ったとか)、本当に普通の生徒なら何とも思わないことで、いちいち
「悪口を言われた。体当たりをされた。ものすごい目でにらまれた。こっちは何にもしてないのに!」
と、針小棒大に教師に言ってくる。しょうがないから(最初のうちは「そりゃ大変だ」というつもりで)相手に確認してみると、何も出てこない。訴えられた生徒にしてみれば、わざわざ先生に呼ばれて何を文句を言われるのか戦々恐々だし、説明するのに手間かかるし、迷惑な話には違いないから、度重なれば
「何だ、あいつは!」
ということになるのは当然だ。
 しかし、たいていの場合こういうのはやむを得ない側面もあるのだ。つまり、かつて激しくいじめられていた時の名残だったりする。こっちとしても精一杯気を使って対応するのだが、そんな生徒はどうしても疎まれちゃって友達が少なかったりするな~。かわいそうに。
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嫌われる生徒

ズバリ嫌われる生徒っていうのが存在する。
1:うるさいヤツ
 イチビリで、面白いことをいい、教師の言葉にいちいち反応してくだらない茶々を入れたりして笑いを取る。こういうのは小学校はもちろん中学1年の後半ぐらいまでは周辺に支持されていて、「面白いヤツ」ということになっているが、その後は授業を大事にするまともな生徒から嫌われ始める。中3も切羽詰まった時期になってくるとみんなから嫌われるようになるが、利口なら空気を読んで授業中ぐらいは静かにするようになる。だがバカだとある日嫌われてることに気付いて一悶着ある(まわりのヤツらに裏切られた的な)。
2:臭いヤツ
 ネグレクトで風呂や洗濯をおろそかにしてるとか、犬を座敷でたくさん飼っているとか、両親がヘビースモーカーとか、理由はいろいろだが、そばに寄ると臭うヤツは、どうしても嫌われるな。また、臭いヤツが嫌われるのは一般生徒の共通認識だから、いじめの対象になるような弱っちいヤツが
「臭い」
なんて言われちゃうと、全然臭くもないのにムチャクチャに手を洗ってばかりいるようになるなど、精神を病んでしまうこともある。
3:発達障害を抱えている
 特にアスペルガーなどで、保護者がその事実を認めなかったり、周辺(級友)に対して隠すことを学校側に要求している場合、深刻である。何年か前、中3の担当だった時にそういうのがある深刻なトラブルを起こしたのだが、
「先生!何であいつ(アスペルガーのヤツ)がこの学校にいるんですか!」
と涙ながらに訴えた相手の当事者(男子生徒)の顔は忘れられない。かといって、本当のことを言ったらどうなるかはわからないから、親に対して
「公表した方がいいんじゃないですか」
なんて、言えるわけない。
4:口の軽いヤツ
 何でもすぐに誰かに言っちゃう。友達関係をぶちこわす裏切り行為である。中でも悪ふざけ(軽はずみも含む)や悪意でいろいろ言いふらすようなヤツは学級経営の上でも危険分子そのものである。特に、好きな異性の名前をバラして言いふらすのは最低最悪。また、先生に何でも言いつけちゃうというパターンもある。そういうのはけっこう精神的に幼い場合もあるが、これも基本的には仲間内での仁義に悖る行為である。子供の間だって大人には言えない秘密があるわけですから。
5:陰で悪口を言うヤツ
 他人の悪口は蜜の味っていうからね。人の悪口を言うのは大人も含めて誰でもやることであろう。大事なストレス発散の手段でもある。言う以上は言われている、というのも大人のお約束のようなものだ。しかし、中学生はそうはいかない。何しろ友達関係が不安定なもんだから、言った悪口はたいてい後から相手の耳に届くのである。しかも又聞きなんだから始末が悪い。後でトラブった時には言った言わないの論争になっちゃうわけだから、けっこうこじれることも多い。
6:裏ボス
 口うるさく暴力もいとわず、ほとんど表面には出てこないが、明らかにクラス(部活とかの場合も)を牛耳っている。昔なら「番長」といったところだが、番長と違うのは教師に対しては仁義は通さないことだろう。最悪の場合は手下同士に殴り合いのけんかを強要したり、万引きをさせたりする。女子なんかだと、グループ内で順番にターゲットを決めてシカトをしたり、と始末に負えない。だが、こういうヤツにも落日のときが来るのだ。たいていの場合は、周辺の家来どもがいつの間にか面従腹背となっていて、何かのきっかけ(進路決定とか部活の引退など)でそれが表面化、つまり噴出して大変なことになる。とにかくこういう手合いは、人をいじめるのは平気なくせに自分がやられると鉦太鼓で大騒ぎをするからね。最後までどうにかなっても、少なくともまとも(になりたい)ヤツは卒業後こんなのを相手にしない。


 これらの「嫌われる子」は学級内での人間関係に常に深刻な問題を起こしている。もっとはっきり言えばイジメの当事者(加害者・被害者のどっちもある)になっている場合も多い。ところが困ったことに、自分がそういうヤツと自覚してない場合に、それを本人や保護者に伝えるすべがないことが多いのだ。たとえば、
「あなたのお子さんって、精神的に幼稚で何でも言っちゃうからみんなから嫌われてますよ。」
なんて、どうやって保護者に伝えればいいのだろう、と想像すればその難しさがわかるであろう。実際、親は自分の子がいい子だと信じて疑わない(特に昨今の親はその傾向が極端に強くなってる)から、担任がうっかりしたことをしちゃうと保護者はストレートに「学校不信」に陥り、場合によってはその後の教育活動にかかわる禍根を残してしまう。いきおい、腫れ物に触るようにして、綱渡りの人間関係が壊れないように祈りながら日々を過ごすしかなくなる?まあ、ことあるごとにいちいち口うるさく小言を言いながら、本人が自覚するように仕向けていくんだけどね。そう簡単にはいかないのが現実だ。

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