最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

かわいい子供とは

 先日、家内の営んでいる音楽教室で「発表会」があった。その会の最中、ある女の子(小学2年生)が、客席にいる母親の誘いに乗って、客席に向かって手を振ってしまった。せっかくのハレの舞台で、しかも舞台マナーについて再三指導しているにもかかわらず、そのようなことをするとは言語道断である。当然家内はその母親に注意をした。
「他の出演者の皆さんにも、そんなことをしたら次から発表会に出さないからね!と指導しておりますので、是非おやめください。」
母親は実に憮然とした表情だったそうである。そして数日後、お教室をやめます、と電話で連絡してきた。

 この親子は(ある意味音楽教室のお荷物だったのだが)、とにかく子供をべったり甘やかす困りもの。その女の子はレッスンの時には毎回バカみたいに巨大なリボンを頭につけて現れ、何か話しかけると
「ウンッ!」
と返事する。
「ハイ、でしょ」
という度重なる指導も空しく。自分がかわいいとでも思っているのか。発表会にもまるでコスプレイヤーみたいな奇抜な衣装で現れて異彩を放っていたのだが。
 母親もレベルの低い人間。いつぞやもスイカを持ってきて、
「これ、~~からのもらい物なんですけど、食べきれなくて余ったので、どうぞ。」
ですって。口の利き方を知らないのね。先の大震災の時にも、
「うちの子が心配で学校に電話したのに出ないんですよっ!全く、どうなってるのかしら、小学校の先生って!!!」
と激怒していた、というのである。どこんちの親だって我が子が心配だったろうに、あのシチュエーションで電話が通じると思っているあたり(その後も思い続けて学校を悪者に仕立て上げるとは…トホホ…)、マジ自己チューとしか言いようがない。

 それにしても思うのだが、いったい「かわいい子供」というのはどういうのを指すのだろうか。生まれたばかりの赤ん坊は無条件でかわいい。目を開けばかわいいし、自然にニーッと笑顔を作っただけでもかわいい。だが、2歳、3歳ともなると、そうも言ってられなくなる。公共の場で駆け回ったり奇声を発したり、邪魔なところに座り込んでたり。どんなに見てくれがかわいくたって、
「おやおや、かわいいお子さんですね~」
とは挨拶できなくなる。
 ウチの子育て戦争のさなかの時期、家内は常々言っていた。
「人様にかわいいって言われる子にしなきゃいけないのよ!」
つまり一言で言って(年相応に)お行儀のいい子、仕事をする子、挨拶する子、はきはきとTPOに応じた受け答えができる子。それが本当の「かわいい子」である。「かわいい子」を育てる(作る?)のは、並大抵のことではないはずなのだ。キレイなブランド物の服を着せて、猫っかわいがりしてもサルはサルだ。自己満足の子育ては不毛だろ?人間の子供はペットじゃないよ。
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テーマ:子育て・教育 - ジャンル:学校・教育

大規模メルトダウンの予感

 一年生が中学生になってから、三ヶ月たった。一応とりわけ強烈に悪い奴もいないし、不登校もいないし、無事に進んできた、とも言える。しかし、気になることも目につきはじめた。

 まずは吹奏楽部に入ってきた連中。2・3年生の間から、
「どうにかしてほしい。」
という声が上がってくる。曰く、無断で欠席した。曰く、自主練習をさせとくと何もしないでいる。曰く、サボりたいから嘘ついて帰ろうとする。曰く、行事の移動の時に私語が多い。曰く、仕事しない。…
まあ、入りたての1年生のしでかすこととしては年中行事でもあるのだが、それにしても、言っても直らない、というのが続いてるじゃないか。そして、その生態をつらつら観察するに、どうもコイツら、部活の部員としての責任を感じるということがなかなかないらしいのだ。というより、そもそも中学生として、小学生から脱皮していない?他の部活にしても、なんだかどうでもいいような理由で簡単に
「退部します。今後は勉強に専念します。」
なんていう親の手紙を持ってきたりして平気でやめちゃうのもポツリポツリと。それを、
「勉強するからって部活を辞めた奴で、成績が上がった者はいない。」
という、古くからあまねく知られた「中学生の法則」をたてに説得したりして、面倒なことである。第一、親が手紙を書いてきて、本人は黙っていて当然、という態度だから、これを放っといては中学校としての教育そのものの危機にもつながりかねない。
 そして、今回の期末テスト。事前指導の中でも、
「コイツら全然勉強してないぜ!」
という評判が立ってくる。数学の学年主任も、
「(知能テストとか、普通なのに)こんなに出来の悪い1年生は初めてだ。今回は出題のレベルを下げた!」
と憤慨していたが、いざふたを開けてみると、監督している先生によると(俺も見ていたが)、数学は妙に早く終わっちゃって、20分以上も時間を余らせて退屈している。解答欄はけっこう埋まっている。ふ~んと思っていたら、結果は惨憺たる有様らしい。それも、
「俺が何っ回も説明してるというのに、何度言ってもあいつら、2かけるXを[2x]と書かずに[2×X]って書くんだよな~。そんなのが23パーセントもいるんだから!!だいたい、ちゃんと解いたら20分も余るわけないんだ。ふざけるなっての!!」
いったいどういう脳味噌の構造になっているんだろうか。音楽の答案を見ても、こっちが言ったことなんか全然無視して、自分のフィーリングを大事にして答えを編み出しているような印象なのだ、よく言えば。(悪く言えばもちろん、デタラメ。)

 要するに、ピーターパンシンドローム?中学生としてやるべきことをやりたくない。責任なんかとりたくない。今年の1年のカラーはそこか?という気がしてきた。それとも、もしこれがビッグウェーブになった場合、日本の教育はどうなるのだろうか。
 

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