最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

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免許更新、その時あなたは…?

 実は、今年と来年で教員免許更新の講習を受けなければならないのだ。全くイヤな年回りである。

 そもそも、去年の9月に民主党が政権を取ったとき、すぐにでも免許更新制が廃止になるということだったのに、それはどうなっちゃったのか。だいたい、それで余計に予算がかかるというわけじゃないんだから、さっさとそんなのやってくれればいいのに。第一、後でも触れるけど、
免許更新のための講習なんて、なんの役にも立たないんだぞ!

まあともかく、昨年度末に俺と同い年のジジイ連中2人とで話し合った。
「なあ、免許更新の講習、どうする?」
「制度そのものが廃止になるかもしれないのに、やっても無駄になるかもしれないよね。」
「金かかるしね。(自己負担3万円)」
「知り合いのPさんは来年に全部とろうと思えばとれるわけだから、今年はやらないでおいて、様子を見るっていってたけどね。」
「一応、俺も今年はそうするよ。」
「俺も、そうするかな。」

てなことで、今年は受講しないで様子を見る、ということで衆議一決した。

ところが!
この4月に俺は隣の中学校へ異動となり、そこの教頭とまたその話になった。教頭の意見は全く別であった。
「民主党のこともあるし、一応今年は止めとこうと思うんですよね。」
「イヤ、それはよした方がいいと思うよ。そもそも制度そのものが始まっちゃったわけだから、あと5年間はそのままで行くんじゃないかな。」
「だって、結局なくなっちゃう制度だからって、みんな受講しないわけだから、大学の方だって開講するところが減ってるみたいですよ。それに、もし続いたとしても、来年度で全部とれば平気でしょ。」
「だからさ、もしまだ当分続く、ってことになった場合、1年で全部とるのは大変だよ。それに、開講が減ってるということは、前年に様子見してた連中も含めて、そこにみんな殺到するわけだから、予約取り損ねる可能性だって高くなるんだよ。」
「そうなったら大学だって開講する講座を増やしませんかね。」
「そりゃ、簡単にいかないと思うよ。大学の方だって教授の日程を確保しなきゃいけないわけだし、そうそうは準備できないでしょ。」
(そこで俺は開講される講座のパンフなんかを見ながら)
「これ、30時間っていっても、どうってことないですよ。20年次研と一緒じゃないですか。じゃあ、来年とはいわずに今年全部やっちゃうってのはどうですかね。」
「イヤ、その場合、もし来年制度が廃止になったら無駄になっちゃうよ。」
「あ~もう!どうすりゃいいの?」
「ま、考えといて、後で教えてね。」
(ざけんなよ、自分はカンケーないからって、能天気にしやがって!)とは口には出さず、しかし、困ったのう。端で会話を聞いていた、もっとジジイの先生は
「俺はもう関係ないからね、よかったよかった。」
なんていってる。なんだか、俺たちって一番貧乏くじじゃないのか?
 そもそも、30時間の講習(必修講座と選択講座に別れているのだが)といっても、いったいこれどんな意味があるんだろうか、というのがかなり多い。きっと大学も困っているのではないのか。だって、例えば、
「ビートルズに見るインド音楽の実相」
なんて講座を受けて、それが実際の中学校での指導にどう生かすことができるのでしょうか。ひょっとすれば講座を開く教授の方だって、こんなの役に立たない、って思ってるんじゃないの?ホント、笑い話のネタじゃないんだからさぁ!ってカンジである。大学にしたって、続くんだかどうだかわからないような制度のために人と場所と時間の手配なんかをやらなきゃいけないなんて迷惑この上ない、というのは想像に難くない。

 もともと、教員免許更新の発想は、指導力不足とか、人間関係を作れないとかいう、クズ教師を現場から排除しろ!という社会の要請によって始まったのではなかったのか。だが、もしその考えを額面通りにとらえれば、一人一人の教員に対して、何ヶ月ものスパンで付きっきりでウォッチングをして品性やら人格なんかを評価したり、研究授業や公開授業を何度も行って指導技術を磨かせたり、校長や保護者や生徒からの批評なりアンケートなりを公正な方法で判定したり、子供たちの学力の伸び具合と、教師の指導との因果関係なんかを正しく測定するなど、極めて非現実的な「試験」を行わなければならなくなるはずである。そして、まったく公正な評価なんて絶対にできっこない。
 当然、文部科学省はそんなの最初からやる気なんかないのだ。そして、大学で講習を受けるだけ、しかも内容は(おそらく)大学に丸投げする、という安易な形で、しかも受講料は教員個人におっかぶせる、という法律的にも重大に問題のある方法でお茶を濁してしまった。だいたい、文科省のHPをみても、真っ先に
「この制度は、指導力不足教員を排除する、という意味で行うのではありません」的なことがでっかく書かれていた。じゃ、何のためにやってるのよ。ハッキリ言わせてもらうけど、教員をいじめるためにやっている、ということを自覚してもらいたいものだ。
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テーマ:教育 - ジャンル:学校・教育

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