最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

異様にカラフルな色鉛筆

 まだ正式採用になる前の講師時代のこと、中間・期末テストの返却された解答用紙を改竄し(つまり誤答を消しゴムで消して書き直す)、「先生、採点ミスなんですけど。」と申し出て得点をアップする、というのを常習的にやっていた女子生徒がいた。何人かの教科担当の教師が怪しんで、ある定期テストの折に彼女の解答用紙を返却する前にコピーをとっておいたところ、またもや同じ事をしたので不正がばれて呼び出されたのだが、彼女は「そんなことはしていません!」の一点張り。実物の答案用紙とコピーを並べ、動かぬ証拠を突きつけられても、主任も顔を出して親も呼び出して…と大騒ぎになっても、頑として認めようとしないその態度には、開いた口がふさがらなかったものである。
 さて、俺はその出来事の印象が強かったからか、このような不正に対しては事前の対策が大切、と考え、それなりのショボい手をうっている。

・用意するもの
おうどいろ、こいあかむらさき、せいじいろ、えめらるどいろ、あかちゃいろ、あかむらさき、ぐんじょういろ、うすむらさき、だいだいいろ、うすべにいろ等、中間色や普通は見られないちょっと変わった色の色鉛筆多数。ただし、あまり薄い色だと書いても見えにくいので要注意。色鉛筆のばら売りをしている大きな文房具屋さんで買い集めます。
・実施方法
 まず、今や普遍的になった「観点別評価」を利用しましょう。音楽の場合は
①音楽に対する関心・意欲・態度
②表現に対する感受と工夫
③表現の技能
④鑑賞の能力
なので、これらの4観点にそって傾向の異なる問題を作るか、問題を強引にこの4種類に当てはめて分類し、期末テストを実施。
次に採点ですが、まず色鉛筆も4色選び、ナイフでできるだけ芯を太く残すように削ります。実際に丸ツケをするときは、○はまあ普通のマル。×は、特に間違えている字の上を通るように斜線を引く。空欄は解答欄全体に横線(忘れちゃダメ)。という風に付けていきましょう。なるべくうすく太く、というのが自分的にはGood。もちろん観点別に色分けしますので、解答用紙は採点が進むにつれてカラフルに。
 さて、これにより解答用紙を返却して答え合わせ、という場面において、誤答を消して書き換えるのは事実上不可能となります。何しろ、消しゴム使っちゃうと色鉛筆の線も消えちゃうからね。しかも、微妙な色の鉛筆、というところがミソなのです。たいていの生徒はそんなおかしな色鉛筆持ってないですから、消えちゃった線は書き直せません。さらに、空欄に横線を入れておけば、ズルい奴が追加で正答を書き加えて「採点忘れです!」とイチャモンを付けてくるのを防止できます。
 その上、生徒が採点ミスを申し出てきたときには、自分の間違いを素直に認める前に、その採点ミスの部分をしげしげと、穴の空くほど見つめる、というポーズを忘れてはいけません。「あんなにていねいに見てやがる」ということになれば、「これから不正をしようと思っている生徒」に対する抑止効果になりますからね。システムを生かすも殺すも運用する人次第なのです。


 そうそう、話は変わりますけど、「記号で答えなさい」の記号はカタカナの場合が多いのですが、そういうときに、「ツ」と「シ」、とか「ク」と「ワ」なんかが判別しづらく書いてある場合は容赦なく×にします。あとで激しく文句を言ってくる生徒もいますが、
「だって日本語の文字をちゃんと書くのなんて、あってるか間違ってるか以前の問題だろ?ま、今後のためにね。高校入試ではそうやって抗議するチャンスなんか無いんだからね。」
と冷たく突っぱねることを忘れてはいけません。

…イヤな教師でしょ?俺って。イヤな教師なんですよ。
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