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最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

親の心、教師知らず

 相変わらず事件が頻発するわが学年。きのうは、休み時間に数人の男子のじゃれ合いから一人の生徒の目にパンチが入ってしまい、緊急に病院へかつぎ込む事態に。それも他の教員が手一杯だったこともあって、校長先生御自らハンドルを握る、という慌ただしさだ。
 まあ、やった方としては、何もぶっ飛ばして怪我をさせよう、と思っていたわけではなく、あくまでもふざけ合っていただけだ、という認識らしいのだが、実際にはやられたヤツは弱っちい子で、つまり寄ってたかってからかわれていた挙げ句の結末、ということになる。

 当然だが、親は怒り心頭に発し、怒髪天をつく、という有様である。その中で父親が発した言葉、
「そんな凶暴なヤツを何で学校は野放しにしておくんだ!!!」
という言葉は様々な意味で考えさせられる。
1:たとえ凶暴なヤツでもいじめっ子でも、首に縄つけて隔離して置くわけにはいかない。学校は警察じゃないし、警察だってそんなことようやらんでしょ?
2:「野放しにする」という言葉をそのまま受け取れば、第一に責任を問われるのは手を出した生徒の親にあるはずなのに、この親の怒りはなぜ学校に向けられてしまうのか?
3:野放し、という表現はともかくとして、何もまるっきり放ったらかしにしてあったわけじゃない。この、手を出した生徒は割とそういう傾向があったらしくて、担任も注意を払い、しばしば注意もしていた、というのだが、さてそれ以外にどんなことができるというのか。学校にいる間は一瞬たりとも目を離さず監視していなければけなかったのか?
4:では、そういう生徒(やその周辺)に対する日々の指導はどうだったのか?ひょっとすればもっとうまくやれたのかも知れない、と思えば、その点についてはやっぱり悔いが残るところだ。
5:ただ、たまたまではあるが手を出した生徒は2学期に入ってから転入してきた生徒で、それなりの働きかけが功を奏するには時間が足りなかった、という憾みはある。(実際、転入生がクラスの中で自分の位置を確定させていく過程の中で暴行事件を起こすことは多い:今回は関係ないが。)

 なにしろ、(ウチの息子もいじめられる側の生徒だったこともあるから)やられた保護者の気持ちは痛いほどわかるのだ。同時に、学校の教師の立場というか、できることとできないことの限界も(この生徒の担任の動きも端で見ていて)見えすぎるほど見えている。教師と保護者の越すに越えられない溝というか壁みたいなものを、今回あらためて見てしまった…。
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テーマ:学校での出来事 - ジャンル:学校・教育