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最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

採用試験で贈収賄

 まったく不愉快なことではある。というか、複雑な思いだ。ついこの間管理職試験のことを書いたばっかりでこんな話が持ち上がるとはねぇ…。大分県の(まともな感覚の)公立学校関係者はさぞかし大変なことであろう。教育界全体に対する「信用失墜行為」としか言いようがないからね。とにかくこんなに金が動いているんじゃ、話にならないね。一人あたりの相場が200万なんて報道もあったな。
 しかし、ちょっと教員採用試験に首をつっこんだ人なら、誰でもコネが大事だということは知っている。どこの県でも一緒じゃないのかな。

 俺も自分の採用試験では2度失敗して、3度目の正直で合格したが、その際にはどうも裏で当時俺が講師として勤めていた学校の校長が動いていたっぽい、定かではないが。あとで聞いたところによると、校長は「アイツ(俺のこと)は女房子供がいるからな、なんとかせにゃいかん…」と飲み会なんかの時に何度かもらしていたらしい(俺自身は実弾なんか撃ってないよ、実家は貧乏だし兄弟も多かったからね、ない袖は振れなかったはずだ)。有り難いことではあるが、やはり実力による合格ではなかったのか、いや、妻子を養い、食っていかにゃならんのだから、罪悪感を感じている場合じゃない。誰だって我が身がかわいいのだ、誰かを蹴落として成り上がってなんぼの世の中、環境だって利用できるんだったらするべきなのだ。あとでいくらだって恩返しはできる。
 それに、当時でもウチの県では1次の合格はマークシートで不正のしようがないというし、2次は面接だ何だといっても結局は好き嫌いで判断されてしまう。コネなんてあった方がいいに決まってる、と考えるのは人間としてまったく正常な発想であろう。

 などと、何年かたってから思ったものだった。
 そういえば、当時の2次試験の面接の中に、黒板に何か漢字を書かせる、というのがあった。前述の校長が、
「その時(前年の2次試験)に、書いた字を消しなさい、と言われたでしょ?」という。俺がうなずくと、校長は、
「その時にはなるべくチョークの粉が飛ばないように、黒板消しを上から下に向かって動かして消すんだよ。」と教示してくださった。ほぇ~、思いも寄らなかったよ。だが、そういうのの積み重ねで最終的な合否につながるんだからバカにはできない。(前年の俺のように)何も知らない奴は損するにちがいない。そのほかにも、集団面接の時のノウハウをいくつか教わったりして2次試験に臨んだものだったが…。

 同僚の一人も、奥さんの出身県の採用試験を受けるか受けないか迷ったあげく結局不確実を嫌ってやめたのだが、あとで聞いたら、もし受験すれば合格することに決まっていたらしい、といって口惜しがっていた。何と、その奥さんの父親がその県じゃ政治力のある校長先生だった、というんだな。やはり環境に恵まれている奴はうらやましいもんだ。

 たぶん、日本全国でこんな話は枚挙にいとまがないであろう。だが、何年か講師をやって、
「コイツは使える」と上司に思わせるのは採用試験の一部とも言える。人物なんか判断のしようのない若い「一見さん」を公平に評価するなんて、神ならぬ人間のできることではない。採用担当者にしても、受験する人物の事前情報は知りたいではないか。その時に、「コイツは~~校長の…だってさ」ということになれば当然、ねぇ…。
 だが、それで確実に「使える奴」が合格すれば何も言うこともないのだが、「かけ離れた奴」が合格するのもけっこう目のあたりにしてしまった。俺と一緒に採用試験を受けた奴の中で一人、そういうのがいたぞ。集団面接の時にも(内容は覚えていないが)全然説得力のないことをもっともらしく言いまくり、話していても今風に言えばKYな奴で、「こいつはイの一番にはねられるな。」と思っていたのに合格して、その後何年たっても受け持った吹奏楽部はコンクールでも堂々とハチャメチャな演奏を披露しまくり、臆面もなくどうでもいいようなコトをさも一大事のように言いながら研究授業なんかやらかしたりして、周辺からもあきれられてる奴が。やっぱ頭の悪い奴は一生頭悪いまんまだからね。そういう哀れなのを見ると、情実受験はイカンなぁ、と思うこともある。

 要は、使える教師を採用してもらいたい、ということなんだけどね。
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テーマ:教育 - ジャンル:学校・教育