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最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

報告書の嘘

 学校ではさまざまな「実験」が行われている。モルモットにされる生徒はたまったもんじゃないが、取りあえず今回それは置いといて。

 「実験」の呼び名は様々だ。たとえば「先行授業」、「○○研究指定校」などだが、これが曲者だ。以前(平成に入ってすぐの頃)、「学校週5日制実施先進校」というのがあって、市内のある中学校が指定を受けてやらされていたのだが、やはり、何かと不都合も起きて、混乱し、大変だったそうだ。はっきり言って、「とても無理!」。ところが、教務主任が作らされた報告書は、「現行の指導要領の内容を実施するにあたり、何ら問題なし」というものであった。

 結局、最初に結論ありき。であって、
お上の意にそぐわない報告書は書いてはいけないことになっている。管理職より上は否定するに決まっているが。実際俺自身が体験したことをここに記そう。

 ある年に俺が「道徳主任」だったときのこと。
 文部科学省や県や市の教育委員会では「道徳実践資料集」と称して様々な出版物を作成しては学校に送りつけてくる。ま、ある意味ありがたいことでもあるのだが、実際に利用できるかどうか、ということになると、そう簡単にはいかない。目の回るように時間が過ぎ去っていく中で忘れ去られていくことさえないわけではない。
 ところがあるとき、そのたくさんある資料集のうちの何かについてその利用状況のアンケートがあって、こっちは正直に「使ってません」と書いて出そうとした。ところが校長からストップがかかったのである。
「これさあ、まずいんだけど。(校長)」
「?(俺)」
「だって、使ってないって書いて出せないよ。このまま出してもいいんだけど、たぶん(市の教育)委員会も困ると思うんだよね。(校長)」
「そうですよ、たぶん、上に上げるときには委員会の段階で修正して出すと思いますよ」
と、教頭も側で口を添える。
「でも、実際使えなかったわけですし(俺)」
「だからさ、いついつの人権週間の時にやったことにして、それと、今まだ2月なんだからこれから終業式までの間に努めて使ってもらうことにして、これこれとこれこれの資料使ったことにすれば?(校長)」
「はぁ…? はぁ…。(俺)」
これは実話です。

さて今、教育審議会とか教育再生何とかとか言って世の中かまびすしいけど、こうやって上がってきた、嘘で塗り固められた報告書をもとにして皆さん立案なさっておいでなのだろうか。
 なんといっても、こっちは宮仕え、上役にたてついてつまらないことになっても、困るのは俺じゃなくて女房子供、というデモシカ教師にとってはこの程度の嘘の報告書書くなんてどうってことないけど、この状況、雲の上のお偉いさんはわかっているんですかねえ。俺は知らないよ、どうなっても。
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テーマ:教育問題について考える - ジャンル:学校・教育