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最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

いやがらせとしての盗難

 先日、近隣の市のある中学校で盗難事件があった。夜、職員室に賊が侵入したのだが、盗られたものが恐い。職員の机の中にあった現金というのなら、たまに聞くことなのだが、同時に生徒の家庭調査票がやられたというのだ。「家庭調査票」とは、子供を学校に上げた人ならわかると思うが、生徒一人一人の名前・生年月日・住所・電話番号から、家族構成や親の職業・趣味特技・自宅周辺の地図などまで書いてある上にその生徒の顔写真が貼ってあるという例のあれで、4月当初に新入生は新しく書き、在校生は一度返却されて変更点を追記するヤツだ。

 そんなものを盗ってどうするのだろう。かなり以前から、卒業アルバムの住所録など、名簿みたいなものが闇世界で取引されるようになり、アルバムに住所を載せるのをやめるとか、クラスの緊急連絡網を発行しないとか、学校でもさまざまな対策が取られるようになっている。それでも、親が留守の家に電話をかけて、言葉巧みに子供から級友の電話番号を大量に聞き出す、という事件は未だに頻発している。そういう闇世界に出回っていくのだろうか。それとも、かわいい女子をピックアップしてストーカーでもするのか。(だとしたら深刻だ。)

 もともと何年か前から、帰宅途中の教師の車を狙って成績表やその原簿などを盗む車上荒らしも大変増えている。中には自宅に盗みに入られて、成績処理関係のものを盗まれたという事件もあった。これなんかは個人情報が流れていくという他に、影響があるわけでもなく(あるのかな?)まさに学校憎しのいやがらせでしかない。このごろでは、教育委員会も業を煮やして、そういう個人情報関係のものの盗難にあった教師にペナルティを課すようになってしまった。
 物理的に絶対に勤務時間内に終わるはずのない仕事を常に抱えていて、残業代も出ないシステムなのに夏至の日でも真っ暗になるまで仕事をし、挙げ句の果てに風呂敷残業を持ち帰る真面目な教師がなぜそんな目に遭わなければいけないのか。

 結局、この「窃盗」は金が主たる目的ではない。「いやがらせ」であり、愉快犯である。家庭調査票が盗まれた学校では、それを新しく作らなければならないし、そのために地域の親たちに与える不安だって馬鹿にならない。我々の学校でも、「家庭調査票」はいつでも見られる場所から鍵付きの倉庫に移された。何のために存在するのかわからない。しかも、退勤するときはめいめいの机の引き出しに鍵をかけることになった。面倒くさいったらありゃしない。
 世の中全般に言えることだが、何かというと学校は悪者扱い、学校は批難すべし、という風潮がドブ泥の臭気のように日本に漂っている。学校に対してよからぬ思いを持ってるヤツがいっぱいいるのはわかるけど(そういう自分も親の立場としては激しく持ってるからね)、それが仕事の足を引っ張る、このようなモーメントに結びついているように感じるのは私だけであろうか。
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テーマ:なんでこーなんの? - ジャンル:学校・教育