最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

ゆとり教育?

 平成10年頃のことだったと思う。
 現行の指導要領の完全実施にあたり、私の勤務する中学校でも「伝達講習」という名の校内研修が行われていた。その内容はまさに驚くべきものであった。中身は覚えていないが、ショックだったのは覚えている。「こんなのありえねー」と思った。こんな指導要領で何をやればいいのか?
 研修が終わり、会議室から職員室に戻る途中の廊下で、同学年の数学の同僚が悲痛な声の調子で叫んだ。「あ~~~~うちの娘、もう5年だから今からじゃ私立中学(の入試)間にあわねえよな~~~!!!」「へっへ~俺んちのはまだ3年生だから大丈夫だぜ~(国語の教師:脳天気な調子で)」
 この会話は昨日のことのように私の耳にこびりついている。前回の改訂でも「大丈夫なのかよ」との思いがあったが、ついに自分たちの仕事にプライドが持てない時代がやってきたのだ。お偉いさんは「新しい学力観」とかなんとか耳あたりのいいことを喋りまくるが、そりゃね、開成中学とかどこぞの国立大付属中の生徒が相手なら成り立つだろうよ。だけど、普通の現場でこんなのを破綻させないで済ませられるわけがない。
 その日はどす黒い絶望感が職員室を支配していた。そして、その予感はものの見事に当たったのは今や誰でもがご存じであろう。

 結局、前述の会話に出てきた国語の先生は、自分の子どもを私立中学校に入れた。私も紆余曲折のすえ5年後、末娘を私立中に入れた。公立中の教師として恥を知れ、とおっしゃる向きもあるだろうが、私だって人の親である。自分の娘をみすみす失敗が目に見えているくだらない実験の犠牲にして泰然自若としていられるほどできた人間でもない。お偉方は勝手放題にいじくり回して失敗なら撤回すれば済むかもしれないが、子どもにとっての教育の機会は一回限りなのだ。親の立場がどうとか言っていられるか!
 しかもこれによる我が家の精神的経済的負担は甚大であった。
 世の中も深く傷ついているように思う。我が家のように、状況がわかっていて最悪の事態を回避できる条件がそろっている人間ばかりではないのだ。いったい誰がどんな形で責任を取らされることになるのだろうか。いつだって弱いところにしわ寄せが行っておしまいになるというのに。
スポンサーサイト

内申書について

今中学校では高校受験まっただ中です。
調査書(内申書)も色々変わったけど、かつて正月休み全返上で作ったのが今ではコンピュータで入力して終わり。

そういえば思い出したのが大学受験の時の内申書です。
高校卒業時にご多分に漏れず受験する大学を一つ多めに申告して、一通余計にもらい、中を見ちゃいました。
 その時の所見欄には「まじめな生徒である」とかなんとか、当たり障りのないことが書いてあったのですが、その後進学した大学を2年でやめてしまい、音楽大学を受験するためにあらためて出身高校に内申書をもらいに行って、またもや余計にもらって中を見たところ、その同じ所見欄に「音楽的才能に優れている」と書いてあったのですよ。その時には(音楽の成績2だか3だったし)こう書かれてもねえ…と苦笑してしまったものですが、今思い出してみると、、、
 先生っていうのは有難いものだなあ、としみじみ思います。高3の時の担任の先生はなんだかポーッとした感じの人でしたが、この一筆に込められた思いは、本当に有難いものだと思います。こういう心を忘れては教師をやってはいけませんね。

テーマ:高校受験 - ジャンル:学校・教育

私の出会ったダメ教員

(その1:女性50代英語)
 彼女は自分の価値観から出て行けない人でした。(って、思い起こせば他のダメもみんなそうか。)
 その先生は親の具合が悪くて4月当初から介護休暇を取っていて、代わりに、「九州からご主人の転勤でやむなくそちらの学校を退職して来た」という、実力のある女性が講師となって入り、無事その学年はスタート。ちなみに私はその学校に転任したてで、1年生の担任でした。そして、2学期に件の教師が復職。いやな予感がしたんだよなあ。
 訴えはまず私が担任しているクラス(1年)の生徒との「先生、英語の授業で私語が多くてどうしようもないよ」「あ、そう。じゃあ何とかしなきゃね。」という何気ない会話の中で始まった。そのうち、押し出しの弱い担任のクラスで、英語の授業で妨害やエスケープが報告されるようになりました。自分のクラスでも授業中に立ち歩く生徒がいて、「おい、どーゆーことなんだ?」と学活で話をしてみると、まあ困った困った。「英語の授業がわからない」「ちゃんと聞いてないからだろ」「そうじゃないんですよ。声が小さくて何いってるかわからないんです。」「よく聞けよ」「先生、**先生は何をやりたいのかわかりませんよ(けっこういい子)」「そうだよなあ、意味わかんないよなあ」「++先生の時はよくわかったのに」
 つまり決定的に授業の技術がダメなんですな。同僚の先生方に聞いても評判が悪い!「ある時○○先生が忠告したら、アンタなんかに言われるすじあい(ここで息を吸う)、無いわよ~!!!って怒鳴ったらしい」「授業中によくできた生徒に飴を配ってるんだよ。それだけはやめてくれって言ったら、何かまずいことあるんですかって言われちまったよ」そして、極めつけ「**先生が学年にいると、足を引っ張るよなあ。役にたたないって方がなんぼかましだわ」。
 そして、英語の時間から学年は崩れていった…。(つづく)

FC2Ad