最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

子供・保護者・教師の関係性が…?

 今年度は3年ぶりの担任、それも1年生の担任である。学校内で一番高齢の担任だ。一番心配なのは保護者との関係である。生徒とのジェネレーションギャップはもう仕方がないとして、保護者とも20歳ぐらい違っているのである。3年前1年の担任やった時も、保護者とのこじれた関係にホトホト疲れ果て、その時点で正直もう担任はこりごりだと思ってたのだが、駒がそろわず、引っ張り出された…のかな?まあ生徒はいいんですよ。生徒はね。二学期が終わって自分としても、まあそこそこのグレードのクラスができている。
 保護者との関係も、取りあえず今のところはつつがなく終わって、あと3か月何とか持てばいいな~と祈るような気持でいるところだ。でも、保護者な~…なんか気に入らないんだよな~。例えばこんな手紙を書いてくる母親、皆さんどう思いますか?(生徒の名前以外はすべて原文のまま。10月ぐらいに欠席したときに兄貴が持ってきた。)

 crabface先生
おはようございます。いつも太郎がお世話になってます。
体育祭の前あたりから、耳の後ろに湿疹が出き、様子を見ていたのですが
一向に治る気配なく、体育祭の前日に受診しました。薬が出て、その薬を飲んで、
そして塗り、日に日に悪化。また受診し、検査もし、薬も全く違うものが出て、
そして飲んで、塗り、日に日に悪化。あまりにヒドくなってしまった為、昨日また受診。
また検査し、違う薬が出され、「この薬で良くならなかったら、大学病院を紹介しますので」
とまで言われてしまいました。
今の状態は、顔にもとびひのように何カ所かとんでいて、耳もただれ、汁も止まらない
状態です。体にもとんでいます。見た目的にも中学生の子が見たら嫌がられても
しょうがないかもと思ってしまう程です。
今の皮膚科(○○市ですが)では、もう手におえないのがよく分かったので、
以前通っていた東京の皮膚科に受診予定です。(芸能人も裏口から来るぐらいのスーパードクターです)
東京の方の皮膚科の先生とは昨日電話で話もしているので、状況も分かってくれてますので、
受診して薬を服用、そして塗り始めれば、よくなっていくと思います。
スミマセンが、今日、明日は欠席させて下さい。
本人も「学校に行きたくない」と泣いている状態です。
本日受診し、帰宅(病院からの)が遅くなると思うので、実家(私の)に
泊まらせ、明日帰宅させようと思っています。
中間テストが近く休ませたくないのですが、太郎の耳の悪化に何人か気づいて
いるようですし、言われ始めているようなので、この状態で無理やり行かせて
学校行かない…と不登校になられてもと思っていまして。その要素ありありの子
なので。 スミマセンが よろしくお願いします。
 また何かあれば連絡します。
 クラスの旗、遅くなりスミマセン。 体育祭の日に見当たらず、月曜日に
木曜日の日に下駄箱にあ入っていて、急いで洗濯したのですが、太郎が金曜日に
持っていくのを忘れました。 よろしくお願いします。


これ、受け取って一読したときには、どう解釈していいのかわかりませんでしたね。何が言いたいんだか、クドクドとこんな内々のことを学校の先生に説明して何の意味があるのか。先生にも可哀想がってもらいたいのか?なんだか子供(次男坊の男の子)を溺愛してて、ほかのことには盲目なのね、ぐらいにしか取りあえず思わないことにして、ほどなく生徒も何事もなかったように通学するようになったから、手紙そのものは読み捨てていたのだが、こんな手紙書く人ってどんな人なんだろう、という興味(なんかの時にどういう面倒を巻き起こすのか?みたいなブラックな興味)は頭の隅っこにずっと留まっていた。で、ここにupするにあたって改めてみてみると、なんとも異様だ。一番へんなのは、「すみません」がカタカナになってるってことかな。失礼な。

 結局、「子供」-「親」-「学校の先生」、という関係性について、認識がめちゃめちゃなんだろう。というか、この人はそんなの考えたこともないと思う。別に先生がエライとは言わんが、ちょっと嫌だね、この書きよう…。

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脅迫?親切?ものは言いよう

先月、1年のあるクラスが(ここでは内容は書けないが)あまりにもどうしようもなくなってしまったので、夜、緊急保護者会が開かれた。その席上、例によって、教員のやり方が悪いからだ的な発言が、一部の保護者からいくつか発せられた。
そのひとつとしてこんなのがあった。(しかも保護者会を開くに至った問題とは関係ない話)
「ある教科の先生は、生徒が騒いでいると、『通信簿の関心意欲の項目をCにするわよ!』と言って静かにさせようとする。なんだか成績を盾にして脅迫されているみたいでとてもいやだ、と子供が言っている。」
いやはや馬鹿な親だ。子供も推して知るべし。俺たちが生徒の成績を下げる機会を虎視眈々と狙ってる人種だとでも思っているのか。
だいたいからして脅迫とは何事。そもそも、成績が下がって困るのは誰なのか。もちろん生徒自身だろ。今は(うちの県では)1年の成績も高校受験時の調査書に記入するわけだから、3年になってから困ったって後の祭り、今のうちから気をつけてほしい。(単に指導力の弱い人~実は新任の女の先生~が何とかして自分の授業を落ち着かせようとしているだけかも知らんし、実際そういうことを言って指導するのもどうかと思うが、それにしたって)授業中に騒いだり教師の指示を守らないようでは、やっぱり『関心・意欲・態度』の項目をCにせざるをえないでしょう。そうなったら騒いだ子が後々不利益になっちゃうわけだから、
「Cをつけるわよ」
と言って生徒の注意を喚起してあげることは、ある意味親切といえる。なにしろ学校ですからね、警官が物陰に隠れて一時停止無視をとっつかまえるのとはワケが違う。失敗を事前に防いでやるのは指導のうちだ。(もっとも俺だったら、そんなご丁寧な警告なんかいちいち発せずに黙ってCをつけちまうよ。冷たい教師だからね。)
それを、授業中に騒いだことはほっかむりして、自分が悪いくせに
「脅迫されてるみたい」
と難癖をつけ、そういうバカの片棒を保護者が担ぐ。生徒と親が同じ目線。
こんなんじゃ、いつまでたっても生徒が幼稚なまんまなのも当たり前だな。

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生徒を売る

 中学校や高校で、生徒が何かの問題で警察のご厄介になっちゃったりすることがある。外でやらかしたなら有無を言わさずしょっ引かれるからいいが、学校内で、たとえば先生をぶっ飛ばして怪我をさせた、とかしたときに警察が介入したりすると、
「学校は生徒を売るのか!」
みたいな言いがかりをつけてくる親とか周辺が未だにいるらしい。全くの時代錯誤と言うべきだな。学校が生徒を簡単に「売る」ようになっちまったのも、元はといえばそういう連中の仕業だというのに。

 だいたい、想像してもらいたいのだが、一口に生徒といってもガタイは俺たちなんかよりよほどでかくて体力だってあるのもいっぱいいる。そんなのがクラスに40人もいて、そいつらが一斉に何かしだしたときに、それを教師一人で止められるものなのかどうか。絶対に無理である。向こうがその気になって来られたら、相手が数人でもとても太刀打ちなんかできるものではない。うっかり「体を張って」なんてイキがったりすればただではすまないこともしょっちゅうであろう。それが取りあえず何事もなく授業ができているのも、実は生徒が教師に協力しているから、という見方もできる。協力する代わりに教師は生徒に「知識」を与え、互いに良好な人間関係が成立する、というわけだな。教師(学校)に対してこんちくしょうと思っている奴も、取りあえずまわりの真面目な奴らに遠慮しておとなしくしているわけだ。

 だが、そんな関係が崩れてしまったとき、学校は全くの無法地帯となってしまう。特に昨今は超個人主義の時代。自分が気に入らなければまわりなんか関係ない。昔と違って今のバカ連中は真面目な生徒の迷惑も顧みず、授業を妨害し、ものを破壊し、教師を挑発する。さらに「フツーの生徒」までが「キレる」という現象を起こしてのっぴきならない事件を起こしたりする。そしてもし、勢い余って制止に入った教師や周囲の生徒に怪我をさせたりすれば、現代では立件必至である。被害者が病院で治療しても、暴行による怪我ならば保険診療にはしてもらえないから、莫大な治療費の出所をめぐって揉めることになるからな。病院もそういう怪我はすぐに警察に通報してしまう。当然そのスジの調べが入るが、そこで問題の
「学校は生徒を売るのか」
という茶々が入る。本当にもう、あたりめぇじゃねぇか!黙っててくれよな!という話なのだが。
とにかく、以前にも書いたとおり、基本的に体罰のない世界で荒くれを律していくのに、言葉なんか屁の突っ張りにもならない。教師が毅然とした態度を取れないでグズグズしているうちにバカどもはどんどん学校をナメるようになっていき、いよいよ手のつけようがなくなる。そういうのが無法の限りを尽くし始めたとき、学校は学校としての機能を失ってしまう。しかも、そういうのの旗振り役になる生徒というのは、その保護者も大概はメチャメチャな奴らだ。こっちがいろいろ手を尽くそうとしても、生徒たちはその裏をかこうとするし、親どもは口先だけ申し訳なさそうな顔をして知らんぷりするか、逆ギレして
「お前ら(学校の教師)のやり方が悪いんだ!」
とか理不尽なイチャモンをつけて騒ぎ出す。
 そりゃ~こっちは全然悪くない、ということはたいていの場合ないのは確かだが、結局、手も足も出なくなった学校が「器物損壊」「威力業務妨害」「暴行障害」という名目で他の機関(たとえば警察)との連携をとらざるを得なくなる。ガキどもの「荒ぶる魂」を鎮める手段は、とにかくないんだから。それを「生徒を売った」といわれても、ねぇ。なんといっても、放っとけば授業が成り立たず、他の真面目な生徒たちが甚大な損害(といっても目に見えるものでないだけに厄介だ)を受けることになるしね。

 考えてみれば昔から「売った」と一言で言うけど、何も警察から学校に金が支払われるわけではない(当たり前か)。「悪魔に魂を売る」という感覚の言葉の使い方かな。言い換えれば「(その当該の)生徒を教育する使命を放棄する」ということなのであろう。だが、本当にそうであろうか。学校の教師ができることなんて限られている。劣悪な家庭環境の生徒がいたとしてもどうしてやることもできないし、親がどれほどエキセントリックでも相手は大人だからそれを矯正するなんてできるわけない。そんな中で成長してきた生徒たちの行動は度し難いし、彼らの心に踏み込んでいったって徒労に終わるのが関の山だ。
 名医の条件の一つは、患者の症状が自分で手に負えるか負えないかを的確に判断できることだ、ともいわれるが、それはどんな職業においても、もちろん教育現場であっても、当てはまるはずだ。全く手に負えない悪タレの教育をそれなりの機関にゆだねて何が悪いのか、考え直して欲しいものだな。

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ある生徒指導と親

 4月になって転校してきた2年生の女子で、ちょっと変わった名字の生徒がいた。あるお調子者の同級生男子が、その子の名字が面白くて、というよりもっと悪い意味でのいたずら心に動かされて、その女子の名前を何度も呼んでいた。彼女はすっかり気分を害し、というよりはっきり言ってショックで早退してしまったのだ。そして、(体調不良という連絡があって)次の日も欠席した。
 その場面を養護教諭が見ていて、要するに「これは放っておけない」と感じて、本人に注意するとともに、学年の生徒指導担当に報告した。彼は放課後呼ばれて指導を受け、そのような事実があったことは次の日の朝の職集で報告された。当事者にとってはゆゆしき問題ではあるが、ま、日常茶飯事の事件の一つであろう。
 ところが、数日後、この男子生徒の母親から猛烈な抗議の電話が、養護教諭宛にかかってきた。曰く、
「ウチの子はショックを受けている。あとで、その女の子に謝ったら、全然気にしてないよ、ということをいっていた。つまりたいしたことでもないのに、生徒指導の先生に叱られ、担任の先生にも叱られ、さらには教頭先生にまで言われて、何でそんなに大げさに拡がって、文句を言われなければいけないのか。ウチの子のしたことと言えば、単にその女子の名前を呼んだだけだ、と本人は言っている。その場で注意して終わりにすればすむことだったじゃないか。」
養護教諭はその剣幕に押されてしどろもどろになり、要するに電話口ではあるが平謝りになってしまったのであった。大失敗である

 この母親には肝心なところがわかっていない(というか、目をつぶっているというか)。つまり、現象としては「女の子の名前を何度も呼んだ」ということには違いないのだが、そこのところの状況を鵜呑みにせずに追求しなければならない。単に名前を呼ぶだけでも、たとえば
「crabfaceさん」
「なんですか」
「いや、別に。…(間)…crabfaceさん」
「なんですか」
「いや別に。…(間)…crabface さん」
「なんですか」
「いや、ベ~ツ~にぃ…」
…………
な~んてやりとりを10回も繰り返せば、どんなにニブい奴でも名前を呼んでくる相手に何らかの悪意があることはわかるであろう。そういうのを端で見ていてそのままスルーしちゃう教員がいるとしたら、これはかなり危険な職務怠慢であると言える。(何しろ、イジメに発展する可能性を秘めている事案だからな)
 教員がなんでもないのに注意をするはずはない、どうってことないのに問題を大きくしちゃうはずはない、という観点に立脚して、親としては我が子から話を聞き直さなければならない。完全に納得できないまでも、子供の行動についてのある種の異常性は感じ取れるはずだ。日頃からそういうことを追及しない甘い親だから、子供も平気でこういう事件を母親に報告することが出来るし、その際に自分にとって都合の悪い部分を省略してもどうとも思わなくなってしまう。実際、何もなければ相手の女子がショックを受けて帰っちゃうはずもないし、やった生徒の方だって指導を受けたその時には、自分に非があることを認めているのである。この母親は抗議の電話の中でも「自分は我が子の言うことを信じているから!」と何度か叫んだそうだが、信じるなら信じるだけの裏をとって欲しいものである。盲目的に信じれば裏切られるに決まっているのに。その上、「その女の子は別に気にしていなかった」と、状況を矮小化しているのだ。これは意図的である可能性も高い。つまり学校の教師から一本とってやろう、という…。子供に甘く(いい顔がしたいからな)権威には楯突きたい、困った人物なのかもしれない。そして、そんなバカに育てられる子供も災難と言うべきだ。

 さらに困ったことに、この電話の奥にはその生徒が親と一緒にいる可能性が高い。つまり、養護教諭が平謝りになっちゃったことで、彼は自分のやったことの「正当化」に成功してしまったのである。せっかく、何人もの先生が彼の「意地の悪さ」に注目していろいろと手間をかけて指導したことがすべて無駄になってしまったのである(というよりもっと状況は悪化したといえよう)。

 あとでその電話の話を聞いて、主として指導に当たった学年の生徒指導担当が
「せっかく、俺がやったことがすべて無駄になっちまった」と激しく嘆いていたのを、バカ母親は知らないままに終わるのであろう。

 それにしても、実際どういう指導をして、その結果がどうなる、ということは全く予想できない。いつも思うのだが、クレームをよこす親は教員には想像できない意外な方向から攻めてくるので、本当に手を焼かされる。何が起こってもうまく対応できるように、日頃から自分の発言がどういう観点に立脚しているのかを常に再確認しておかなければいけない、ということなのであろうが、このクソ忙しい状況では他に気をとられることも多すぎて、結局不意打ちを食らって撃破されちゃうことがしょっちゅう起こってしまうのである。

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マッドマシーンと「いい子」

 どんな親でも、我が子が生まれてくるときには「いい子が生まれてほしい」と思っている。いい子とは、「五体満足で元気に生まれてくる」というだけではダメで、「顔立ちがよく」「スタイルもよく」「頭がよくて勉強ができ」「運動神経がよく」「思ったことをはきはきと言えて」「リーダーシップがあり」「望めるならば、ある方面に特別な才能があり」「他の子から一歩抜きん出ることができ」るような子どもであろうか。しかし現実はなかなかそうも行かない。親が思うよりも「顔立ちがカワイソウで」「おつむが弱く」…という場合もはっきり言って多いのではないか。だが、もし我が子が学校に上がり、周囲のお友達の中にそういう「誰もが望むいい子」がいたらどうなるか。その子は実はかわいそうな目に遭うことになるのだ。

 例えば、まず「いい子」は頭がいいので幼稚園に入るとすぐに字を覚える。いちいち教えもしないのに下駄箱に書いてあるお友達の名前を見てたちまち覚え、自分でも書くようになる。そうすると、子どもだからおもしろがって書き散らす。それが、まだ字を覚えていない子どもの母親たちの目にとまるとどうなるか。
 答えはとても簡単、その子はよそのお母さんたちから憎まれるのである。しかもお面がよい、とくればこれはもうトドメと言っていい。自分の子よりも資質・能力が高い子どもとは、つまり「存在してほしくない子ども」に他ならない。
 また、「ほら、ナントカちゃんはもうひらがなが書けるじゃないの、アンタ何してるのよ!」と「普通の」子どもはその「いい子」のせいで尻をたたかれることになって、そこでもある種の感情のゆがみが生じ、将来の「いい子」の運命に影を落とすことになる。

 小学校では「いい子」は声も大きくやることも面白く、まずは人気者になる。だが、そこに「普通」のライバルが現れると、彼(彼女)はたちまちイジメの対象となる。「普通のリーダー」は面白いことをしてみんなをリードする能力はなく、陰湿な手段を使わなければ「いい子」に対抗できないからである。そして、たいていの場合、「普通」の子ども達は陰湿な行為がとても好きである。
 さらに、小学校のクズ教師の事なかれ主義が追い打ちをかける。これらの教師(特にババアが多い)にしてみれば、自分の子どもにさえできなかった諸々のことを「いい子」がやってのけるのを見ているのが、もともと不快なのだ。しかも「いい子」とはいえ子どもであるから、100%いいことばかりでなく、時にはやんちゃもするし、発言力も大きいから学級王国の中でも目立つ。「いい子」がクソ教師(特にババア)に「厄介者」として認識され、その認識が固定されるまでに大して時間はかからない。子ども同士のイジメもこれらのクソ教師によって徹底して黙殺されるし、イジメる側の母親も前々から潜在する憎しみによって、子ども達のイジメ行為を追認し擁護し、「普通の」子ども達はむしろ励まされる。
 遅くとも小学校2年生の頃から、「いい子」にとって学校とは「地獄」と同義の場所となるのだ。

 中学校に入る頃には「いい子」はすっかり処世術を身に付ける。それは、極力他人と違うことをしないこと、目立たないこと、先生に目をつけられないようにすること。または、なかには品性下劣なお友達の影のリーダーになり、悪事を積み重ねさせる、という場合もある。(その最たる見本たりえるのがホリエモンであろうか。東大に行くぐらいだから、親にとっては彼がいい子であることには間違いない。もっとも、彼はルックスはそれほどでもないが。)
 女子の場合はさらに悲惨だ。二言目には「何よ、ちょっとぐらいかわいいからって!」と言われ続けるため、かなり性格面でのダメージを負う、つまりブスになり、何もやりたがらない腰の重~いグズ女ができあがる可能性が高い。そうではないにしても、異常に引っ込み思案な消極的人格になるのはよく見受けられる。
 しかも、「いい子」は5~6年生から中学校にかけて、一部の大人(ちょっとまともな男の担任教師など)から再認識されるが故に、場合によっては学級委員にかつぎ出されたり、音楽会のピアノ伴奏をやったりして、その能力の片鱗をうっかりさらけ出すこともあり、それゆえにまたもや嫉妬による様々な不利益を被るが、そういうことがお人好しの教師なんかに見えてくる由もない。
 まさに、「いい子」は「いい子」に生まれついたが故に不幸な人生を送り続けねばならないのだ。とにかく「ルックス」がいい子どもの場合は「頭がいい」のはダメ。「スポーツ万能」もダメ。まして「大きな声でハキハキ」「強い発言力」「リーダーシップがある」なんてとんでもない!他に抜きん出るなんてもってのほかだ。

 教訓 (特に若い夫婦への忠告)。
 子どもを産むときには「いい子」を望んではならない。万一「いい子」が生まれてしまった場合は、日本の学校に入れるのはやめろ。今の日本の学校はとりわけ強い子よい子を粉砕し、一律のノッペラボウを大量生産するための「マッドマシーン」なのだ。

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進路と親の真実

まあ、結構前のことになるけど、
私が担任していた、真面目で品行方正な女の子がいた。
卓球が強く、県のベスト16まで進出。勉強もそこそこできた。
進路決定の時期になり、おきまりの三者面談がやってきた。
ところが、意外なことになった。我々が事前に見積もった
ランクの高校より2ランクぐらい低い公立高校を申し出て
きたのである。推薦で入れるなら、それでいいから、
というのだ。私は首をひねりながら、本当にそこでいいの?
と親にも本人にも何度も念を押した。君の実力だったら
S…高校も可能性高いよ? 
いいえ、K…高に推薦でお願いします。
もちろん、余裕の成績で、K…高校に推薦で合格。
めでたしめでたし。

ところが彼女が卒業して数ヶ月後、意外なところから
意外な話が入ってきた。
なんと、家内のお友達が、勤め先で彼女の母親と
同僚だったのだ。そして、その母親がこんなことを
言っているというのである。
「いえね、ウチの子ももうちょっといい学校に入れるかと
思ったのに、担任の先生に下げさせられたのよ。」

ハア??……下げさせられたのよ?

下げさせられた??!

させられた????


あり得ませんって!!!
自分で言ったんじゃないか!
恐ろしいことです。
そうやって自分の子供の臆病風を学校の教師のせいにして
周りに吹聴する。
確かに、無茶な高望みに対してやめろ、というのはあるが、
確実性が低くなるであろう、その反対というのは
我々は(塾と違って)基本的にやらないからね。
その、公立中学校教師の性質を逆手に取った言い訳、
というわけだ。
それにしても、良心的にやっている教師に対する
悪質なデマとも言うべきこんな仕打ちを、
我々は知らないところで受けているわけですよ。
「母親なんてそんなモンよ」と家内は言うが、
とにかくそういった、現実には教師の耳にも入ってこない
流言飛語には、手も足も出せない悲しさを感じたことでした。

DQNな生徒と親

DQN(とかいう情けない言葉を自分が使用するとは思わなんだが)な生徒と親はたくさんいます。最近の話を一つ。

 今日、県立高校の前期試験でした。昨日の放課後、受検する生徒を集めて校長の激励の言葉と最終確認諸注意のための会を持ちましたが、その中で…
 ある女子生徒が一心不乱にメモ帳に落書きをしている。校長が話をしている最中も一心不乱に落書きをしている。周りが注意をしても完全無視。校長がたまりかねてその生徒の名前を呼んだが、完全無視。校長、その生徒の名前を呼ぶ。2度。3度。完全無視。それは異様といってもいい光景であった。校長、ついに、「おまえのためだけに話をするためにみんなを集めたんじゃない。出て行け!」と、まあ怒鳴ったんだな。当然だ。
 その生徒は、立ち上がり、教室から出て行ってしまった。「失礼しました」と一言残して。担任が追いかけたが、完全無視。

 さてその後、彼女が聞いていない細かい注意のこともあったので、担任が家庭に連絡し、ことの顛末その他を説明した。
そして今日。担任が心配して彼女の様子を聞こうと、前期試験にみんなが出かけた頃を見計らって、母親に連絡すると、なんと、母親はご立腹であらせられる。曰く、「校長先生が出て行け、と言ったということは、学校の方針として、うちの子に出て行ってもらいたいということだったんですよね。」「娘は学校に行きたくないと申しております。」…
 その後校長が親と電話で話をしていたが、結局ちゃんと納得はしなかったということだ。

 この母親はなんなんだろうか。バカ?不平家?ガキ?自己中? 生徒指導の領域と校長が立場で話す言葉を区別することもできないとは?まともな人間とは思えない。
 つまり今どきの言葉でいうところのDQNか。躾ができてない自分の娘を恥ずかしく思うとか、その場の雰囲気を壊した娘に変わって申し訳なく思うとか、娘を叱ってくれたことに対して感謝するとか、ないのかね。
 まあそこまでは期待できないとしても、せめて、娘の言うことを鵜呑みにして一緒の立場でご立腹なさるのはよしてもらいたいものだ。そういう親だから子供もそうなった、というのだけは明確にわかったけどね。
 それにしても困ったものだ。この生徒は奇矯な行動が目立ち、ある意味情緒障害なのではないか、と思わせられることすらあるのだが、それをこの母親は把握しているのだろうか。そしてこの生徒が今日受検する高校は県下有数の難関女子校なのだ、という事実を思うと、暗澹たる気分になってくる。

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