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最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

教員が同僚をいじめだってよ

 東須磨小学校の「教員が教員をいじめ」という話は、あきれ果てて開いた口が塞がらない、としか言いようがない。といってもどこにでもある話のような気がして仕方がない。

まあ、とにかく、こういう奴らは教師の風上にも置けない。俺たちと同じ「教育公務員」であることが許せない。被害者の教員は「刑事告訴も検討中」ということだが、そんなの刑事告訴一択じゃないのか。絶対に大ごとにしてほしいものだ。

第一、これ、信用失墜行為だろうが!医者が陰に回って殺人を楽しんでいた、というのとどこが違うのか。懲戒免職は当たり前のこと、教員免許状剥奪がふさわしいのと思うのだが、皆さん、どう思います?
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テーマ:許されない出来事 - ジャンル:ニュース

率先垂範:掃除をするなら


 昔、「The 中学教師」という宝島mookがあって、その中で、清掃の時間が大嫌いな先生が、掃除サボってばかりの生徒たちにちゃんと掃除をさせる作戦の話が出ていて、とても共感した。何しろ、俺も小学生の頃から掃除が大嫌いな人間だからね。その頃の友人に聞けば、俺が掃除をさぼって先生に叱られてばかりいた、とだれもが証言するであろう。(正確に言えば学校での「清掃の時間」が嫌いなのかな、身の回りをきれいにしておくことはイヤじゃないからね。)それなのに何を勘違いしたか、学校の先生になったせいで、俺は嫌いな「清掃の時間」からずっと離れることができなくなってしまった。
 それどころではない、新任、というより臨採の最初から、
「教師たるもの、率先垂範!」という方式を叩きこまれた。これは俺にとってはかなりつらいことであり、それから何十年もずっと、清掃の時間こそが一日の中で一番いやな時間である、という状況が続いていた。
 だが、「率先垂範」ってどうなのよ。教師の姿を見て生徒は学ぶ、とかいうけど、現実は全然違うじゃん!本来だったら、先生にさせるなんてとんでもない、とか、先生が率先してやってるんだから、私たちも遅れを取ってはいけない、という感情というか実践力が育つのを「誘う」わけでしょ?なんだかうまくいく気がしない発想だと、ほかの人は思わないのかな~、と以前から思ってはいた。
だって、先生がやってくれるんでしょ。俺たち生徒が掃除する必要あるの?やんなくていいよね。となるのが今時の生徒だったらごくごく普通なんじゃないのか、50年前ならともかく。こういう指導がうまくいく先生って、どうやってるんだろう。てか、そんな指導をちゃんとできる先生なんているのか?

 結局、「率先垂範なんて、もともと無理なんじゃないのか」という長年の疑問は、定年後再任用で赴任した中学校で初めて、やっと、明確に答えを出すことができた。ここでは何と、
「生徒がするべき清掃に、教師は手を貸してはいけない。」という形の指導が徹底して行われていた。そう、教師は「指導」する立場で、「実習」するのはあくまでも生徒なのである。先生が手を下してしまっては生徒の実践の機会が奪われてしまうのだ。なぜこんな当たり前のことが、清掃の場面だけでは教師の目が曇ってしまうのか、不思議である。で、実際にこの方式でやってみると、これもまた不思議不思議である。なんと、生徒はサボりません(比較の問題ね。やらないやつはやらない。いつの世にもどこにでも一定数は存在する)。そして清掃のクォリティは高いです。みんなまじめに丁寧にやってくれます。先生のストレスも少なくなるので、イライラしません。声を荒げることも減ります。というか、むしろ褒める場面を発見しやすくなります。やり方を指導したり、ダラけたやつに文句言ったりはもちろんあるけど、何しろ見てるだけだからね。

結論。
掃除の時間の「率先垂範」なんて、自己満足に過ぎません!
「率先垂範でやっている自分」に酔ってるだけなんじゃないのかな~…。

テーマ:教師のお仕事 - ジャンル:学校・教育

ケガ人発生!何もかもがうまくいかない日

 今日は、我が吹奏楽部は敬老会にお呼ばれしての演奏会である。ゲンをかついで二階の掃除なんかしてみるが、朝から何だかうまくいく気がしない。
「そういうことを思っていると失敗するわよ」
との妻の言葉に励まされて、しかし、台風も接近中だし、雨降りそうで心配なので、当初の予定ではバイクで行くつもりだったのを変更して、自動車で出発だ。学校から現地までは生徒と一緒に路線バスで行くとしよう。
 職場に到着すると、もうかなりの生徒が職員玄関の前で待っている。彼女らとともに校舎に入り、まずはいつも通りの出席確認・清掃・腹筋・呼吸法・合唱、と進行する。
10:30 練習(最終調整)終了、楽器を車に積み込む準備をする。ここまでは平和でした。
10:40 積み込み開始。ここで最初のトラブル発生。なんと、敬老会が差し向けてくれた楽器運搬用のワゴン車が、驚くべき小ささの普通のワンボックスではないか!事前打ち合わせでハイエース級ってお願いしたのに!さらに、なんだか打楽器の荷造りがはかどらないので4Fの音楽室から自動車の待つ昇降口まで下りていくのが遅くなり、もうその時点ですでに時間が押し始めている。焦って積み込み状況をチェックするとなんと、大きくてかさばる打楽器を差し置いて、小さな管楽器がすでにワンボックスの床一杯に積み込まれているではないか。とっさに
「なんだこれは!全部降ろせ!」
と叫んでしまうが、悪夢を見ているようだ。当然作業は始めからやり直しであるが、この時点ですでに先発隊は出発してしまっていて、人員も手薄。つまり、さらに時間が押していく。まさに悪夢。そして、こんな小さい車ではとても運びきれないと思ったので今朝乗ってきた自動車を昇降口に回し(バイクじゃなくて自動車で来てよかったぜ)、孫用のチャイルドシートを外していると、
「ガッシャ~~ン!!!」
とシンバルを落っことす嫌な音が響き渡る。(そしてここからが本当の悪夢の始まりだった。)
 間抜け野郎が!!と心の中で毒づきながら作業を進めていると、いきなり生徒が、
「先生!」
とただならぬ雰囲気で呼びかけてくるので、あ、こりゃなんかあったな、と。
 車を回って行ってみると、2年のホルンの子が倒れている。シンバルを足の上に落としてけがをしたのだ。親指の付け根から盛んに出血しているようで、靴下が見る見るうちに赤く染まっていく。パニックになって泣いている生徒に、
「落ち着いて。落ち着いて。心配するな。大丈夫だから。」
と話しかけるも、靴下を脱がしてみると、傷口から血がポタポタ垂れて止まらない。そのうち副顧問の先生が来てくれて保健室をあけてくれて、その子を運び込むが、保護者に連絡がつかない。なんか、別のお祭りの役員で出てしまっているとのこと。しかし、楽器積み込みの方も難航していて放っておくわけにもいかないし、先発隊の到着を受けて、先方の役員さんからも
「まだ到着しませんか」
という催促の電話がかかってくる。悪夢だ。
 後ろ髪をひかれつつ自動車を出発させ、会場に到着し、先発隊と楽器の降ろしや仕分けをして、なんやかんやで20分遅れで後発隊が到着するが、もうその時点で楽器を準備しなければならない時間だが、生徒たちは腹ペコである。で、10分で無理やりお弁当を口の中に詰め込ませ、演奏の準備をさせるが、なんだかのんびりしてるんだよな。しかも、演奏会場に行ってみると、会場は満員のお年寄りがお待ちだが、舞台袖にあたる控室ではいまだに打楽器の組み立てが終わっていないという、あきれた状況。ほかの管楽器の連中もボーっと突っ立っている。(これ、悪夢といわずしてなんていうの?)こいつら、なんなんだ。もはや不気味ささえ感じてしまう。だがすでに本番開始時間はとっくに過ぎていて、どうにかしないと大変だ。ほとんど怒鳴り声でそこらじゅうを飛び回って指示を出し、やっと気の利いたやつが動き始めるが、結局、この人たち、これまでやったことのないことに対して、完成形のイメージがなく、どうしようというアイディアもなく、ただただ棒立ち。こんな馬鹿な奴らに付き合いきれるか!てな感じであるが、実際段取りについてちゃんとイメージして生徒に周知させておくのはこっちの仕事。ある意味この人たちに罪はない。前年度の部活顧問は何の躾もしてくれてなくて、集団としての統制とかシステムとかそもそもの行動原理とかについて全く教育されていないのだ。楽器を吹くだけの、ただのお人形?こんなの吹奏楽部じゃない!まさに烏合の衆を前にして、こっちはもう泣きそうだ。
 おまけに、
「会そのもののケツが決まっているから、これこれの時間までに演奏を終わらせろ」
という主催者からの要望があったにもかかわらず、すでにそこまであと15分しかない。30分の予定でステージを用意してきたというのに。悪夢だ。
 その後、15分延長OKというカンペが回ってきたりしながら這う這うの体でステージを終わらせ、楽器を片付けて積み込むと、今度はスムーズに積み込みが進んで、予定通り帰ってきた。
 けがをした生徒も、病院に行って、骨に異状なく、傷も浅くて縫うほどでなく、よかったと言えばよかったけど、全然よくないわ!

 今日の演奏は、ホルンは主力の2年生が欠けてヘナチョコな音しか出ないし、時間なくてチューニングもできず音あってないし、フルートはピッチ狂ったまんま最後まで偉そうに吹き切っちゃうし、マーチのテンポはこれ以上はないというほどダッサイし、本当に、これほどひどい演奏は新任のころ(平成初期)以来かもしれない。そんな中でも、お年寄りの皆さんは喜んでくれたし、先日引退した3年生も来てくれていて最後の打楽器の撤収とか手伝ってくれたし。本当に多くの人に支えられてやっとのことで続けているんだよ、この活動。それなのに何やってんだ、と思うともうほんとにやってられないっての。

 本日の演奏曲
  ①ワシントンポスト
  ②パプリカ
  ③ルパン三世(ロックバージョン)
  ④ムーンライトセレナーデ
  ⑤中村八大ヒット曲メドレー
  (⑥アンコール「アメリカ野砲隊」は時間の都合で中止、というか、それを口実にスタミナ切れでボロボロの演奏になるのがバレないですんだので、助かった)

売り物に手を出すな

なんと、ウチの県教育委員会の出版物、「県教委だより」に、こんな大笑いの文章が載っていたので、そのまま転載しちゃうわ。

■教職員の皆さんへ
 教育長緊急メッセージ
教育長緊急メッセージでは、児童生徒が被害者となるわいせつ行為や盗撮等が相次ぎ、県民の信頼を失い続けている状況を非常事態と受け止め、子供たちを励まし、成長を支えていくべき教職員の皆さんが留意しなければならないことを3点、呼び掛けています。
○自制心を大事にする。
○児童生徒から慕われたとしても、教師の側からは恋愛の対象として見てはいけない。また、児童生徒を性の対象として見ているのであれば、その方には教師という職を辞してもらいたい。
○不祥事根絶を自分自身の課題として考える。 

 これはいったいなんのことであろうか。ここまでばかばかしくも当り前の文章が、こういうところに掲載されるということには全く呆れてしまう。と、最初は思った。
 今まで俺は、教師と生徒間のこういう系のトラブルは、極めて特異な例外か、あるいはどんな集団にも常に一定に存在する不純物が紛れ込んだものであって、そのことによって例えば、教職員のモラルが低下しているみたいな論説とは全く関係ない、と思っていた。
 しかし、それは間違いだったのか、それとも本当に教師の質が低下したのか。それとももともと教師のモラルなんてロクなもんじゃなくて、世間が許さなくなったということか。県教育長がこんなメッセージを現実に文字にしてしまい、世間にさらしてしまうなんて、あまりにも嘆かわしすぎる。メッセージの中に「児童生徒を性の対象として見ているのであれば、その方には教師という職を辞してもらいたい」なんてあるけど、そんなの当たり前だろが。だいたい、もしそんな奴がいるんなら最初から教師なんかやるんじゃねえよ!
 そういう俺はどうかというと、まあ具体的なことは省略するが、けっこう若かったある時「女子生徒というものが俺にとって性的な対象とは全くなりえない」ということに何かの偶然に気づいた。中学生の女子ともなれば、番茶も出花でみんな魅力的で妖精のようだ。かわいい子もいるし、性格の良さが外観に現れている子もいるし、絵にかいたような美人もいるし、明らかに色気を発散している子もいる。男である俺のパーソナルスペースにずかずかと無遠慮に入り込んでくるやつもいるし、コイツもしかして俺に惚れてるんじゃないか?と鈍い俺にさえ思わせるような行動をとる女子も、いたような気がする。であるにもかかわらず、なぜか、全然興味を感じないんだよな、そっち系の意味では。でも、それが当り前じゃないのか?なんでそんな間違いにのめりこんでいく教師が後を絶たないのか、俺には不思議で仕方がない。
 おっと、そういえば教師という職業がブラック(実際勤務時間長いし残業代は出ないし)なのが知れ渡って、採用試験の倍率が下がっているというから、ひょっとするとそういう変態が紛れ込む可能性が高くなっているってことかな?もしそうであるなら、こんな悲惨な状況に対してお怒りを感じてらっしゃる人は、まず自分が先生になってそういう変態の侵入する余地をなくしてくれればいいんじゃないか?

テーマ:教育問題について考える - ジャンル:学校・教育

「中学生刺殺事件」に何を思うのか

 今月初め、近くの市町村で、中2同士で相手を刺殺するという事件が起きた。いやな話だが、起きてしまうときには起きてしまうのだから(実際稀有なこととは言えなくなっている日本が怖い)、わが校の生徒たちにもそれなりの話をせねばなるまい。我が校長も、こういう時にはすぐさま執り行われる「臨時校長会」に出かけて行った。
 さて、校長先生は帰ってきてから、次の日に行われる学年朝会でこの件について話をしてほしい。ついては私が文章を作るからそれを読んでもらいたい、とおっしゃる。で、次の日の朝渡された文がこれである。

「学校長メッセージ」(1行目) 「学年主任講和」(2行目)←どっちなんじゃい?
所沢の中学校で、生徒が同級生を殺傷するという、あってはならない事件が起こりました。
何人(なんぴと)といえども、人が人を凶器で傷つけたり、言葉で傷つけたりする行為は、絶対に許されません。改めて、ホニャララ中の生徒の皆さんにも、命の大切さを考えてもらいたいきっかけとしてほしかったので、今日、この話をしました。

 人に嫌なことをしたり、言ったりして、相手の恨みを買うようなことは互いに殺し合う戦争によく似ています。そうした行為には、何のいいところもなく、ただ失うものばかりの結果しかありません。6月・・日に行われたホニャララ中の生徒総会では、「いじめゼロの誓い」をもとに生徒会本部から~~~~というスローガンが提案され、全校生徒から承認されました。
 相手を思いやり、互いを尊重し、互いに協力して助け合いながら、、ホニャララ中生には有意義な体験をたくさんして、いい思い出がたくさん作れる中学校生活を送ってほしいと、切に願っています。以上で話を終わります。


正直、一読して、困ってしまった。校長先生とか、そっちの方のえらいさんたちは「あってはならないこと」という言葉が好きで、何かあるごとに唱えるんだけど、そう言っとけば免罪符になるのか?と思うことがある。今回の「メッセージ」なんかその最たるものだ。まるで他人事だよね。途中から論点があさっての方へ行っちゃってるし。生徒がこれを聞いてどう思うだろう。多分何も感じないよね。読むだけ時間の無駄だってことに気付けないかな~。誰が書いたんだ、この文章?しかも、集会が終わった後で、
「生徒の様子はどうでした?」
なんて俺に聞いてくるし。つまり書いたのはやっぱり校長?一応
「静かに聴いていました」
って答えたら満足そうにしていたし。
ま、これそのまま読んでも生徒の心には何も響かないよな~と思ったので、こっちで話を追加しておいた。

 つまり、この一件は生徒同士のトラブルが原因、それも、加害者は以前から被害者(殺害された子)に何かされていてそれを学校にも相談していたと。つまり、恨みをもって相手を刺したのである。この話のどこがヤバいか、君たちは全然わかってない。(もちろん校長も全然わかってない~生徒には言わないけど)もしこの中に、誰かを過度にいじっていたり、嫌がらせをしていたり、そのほか(もっと悪いこと)を繰り返している人がいたら、その人はある日突然刺殺されるかもしれないってことなんだよ!そういう人がこの中にいるんじゃないか?それが「君」である可能性があるんじゃないのか?わかっているなら、そして明日いきなり殺されるのが嫌なら、すぐやめろよ。ひょっとしたら自覚していない人もいるかもしれない。人間関係を点検してみなよ!やられてるかわいそうな仲間が周りにいないか?もう一度自分の周囲を見回してみなよ…  みたいな内容ね。

多少どぎつすぎる話かもしれないけど、建前だけの「お話」で何か対策を立てたつもりになっているよりはマシであろう。もっと現実に即した話で生徒の心に迫ってもらいたいものだ。

テーマ:中学校 - ジャンル:学校・教育

自分的には不条理しかし当たり前の異動

異動になった。定年退職して再任用を希望し、新たな赴任先に落ち着いたと思ったら、たったの2年。終の住処だと思ったのに、追い払われた気分である。理由は簡単なことで、市内で一番長くひとッところにいた音楽教師がついに異動しなければならなくなって、その行き先がどこも異動してから日が浅く、再任用すなわち臨採である俺以外に動かすコマがなかったということだ。勝手に長くいられると思っていた俺が悪いのである。
しかしマズイことに、俺は現任校に長くいるつもりで部活動に取り組み、かなり強力な吹奏楽部を構築してしまったのである。あとから来るおばちゃん先生は吹奏楽好きじゃないし、親の介護がのしかかっている人で、とてもじゃないが後を任せられる器じゃない。
「アタシ卓球部の顧問がいいな〜」
なんて言ってるし。生徒や保護者からの突き上げが大変だろうな〜とは容易に想像できる。周辺の吹奏楽部顧問からは今回の異動については驚きの声も上がっているわけだが、まあ、立場上仕方がない。
今度の学校は小さい、生徒数も少ない学校で、自分は次年度学年主任をおおせつかるらしい。まあ、今ここでみっともなく愚痴を吐き散らしとくが、結局のところ再任用なんて、都合のいい駒でしかない。給料も半分だというのに仕事は人一倍だ。吹奏楽部の顧問にしろ、学年主任にしろ、そう簡単に見繕うことができる人材ではない。ものすごく経験と能力と労力を必要とする仕事なのに、いつ異動するかもわからないわけだから、それほど一生懸命のめり込むわけにも行かないなんて、ひどい立場である。何か問題が起きても、もう退職金もらっちまってるから
「辞めてやるわ!」
なんて気軽に尻まくることもできる、とか上の方は期待しているのかもしれないし。な〜んかアホくさくてこれからの勤務どうしよう…と、ついため息が出てしまう再任用2年目の年度末なのでありました。

テーマ:一人言 - ジャンル:学校・教育

血管迷走神経反応

 今月には「校内音楽会」があるので、音楽の授業もかなり気合が入ってきたわけですよ。

で、数日前の4時間目、2年生のあるクラスの授業をしていたのですが、クラス全員で合唱をやっている真っ最中に、突然
「ゴン!」
と鈍い音がして、一同びっくり仰天となりました。まあ、いわゆる、何か硬いものに頭をぶつけた音に聞こえたので、こりゃもしかして誰かひっくり返ったか?!と急いで立ち上がって自分からは死角になっている、ピアノの後ろ側に回り込んでみると、アルトの女子が一人、あおむけに倒れてまっすぐにのびているではありませんか!さっきまでニコニコして元気いっぱいだったのに!
「おい、大丈夫か?頭ぶつけなかったか?(ぶつけたでしょあの音じゃ、とは思いつつ)」
と声をかけると
「大丈夫です。平気です。」
「頭痛くないか?ぶつけたでしょ?」
と重ねて聞いても何やらもにゃもにゃ言って要領を得ない。しかも、不思議なことに顔色はそれほど悪くないのだが、徐々に蒼白になってきました。
一人の女子がすぐに
「保健の先生呼んできましょうか?」
と申し出たので、うなずくとその子は脱兎のごとく職員室に向かい、ほどなく何人かの先生が担架をもって駆けつけてくれて、その子も運ばれていったが、そのあとは授業なんかになりゃしませんがね。全くもう!

 あとから本人に聞いたら、何やら腹痛がして、そのうち急に頭痛がしてきたと思ったら意識がなくなったということだ。一方、倒れたところを見ていた生徒によると、最初ちょっとの時間フラフラしていて、「??」と感じた瞬間いきなりまっすぐにあおむけにたおれたという。保健の先生は
「以前はなかったんですけどね~この頃はよく見かけるようになりましたね、合唱の途中でいきなり倒れる生徒は。」
貧血でもなく、癲癇でもなく、突然倒れるこの現象はどうやら「血管迷走神経反応」というものらしい。本当かどうかわかりませんよ、医者じゃありませんから。空腹とか長時間の立位とか水分不足とかいくつかの条件が重なると、突然起こるものらしい。あとで、隣の席の同僚が
「これからは合唱の時には自転車のヘルメットをかぶらせるとかしたらいいんじゃないの?」
なんて冗談を言って笑っていたが、ちょっと笑えないな~~、と思いました。