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最後のデモシカ教師の不謹慎発言

かつて教師に「でも」なるかぁとか、教師に「しか」なれない、という理由で教師になり、学校現場に彩りを与えていたデモシカ教師。そのデモシカ教師の目で現在の教育の裏をあばき、悪態をつく(だけ)!なお、このブログはリンクフリーです…

今年の吹奏楽コンクール顛末

 今日は吹奏楽コンクールの地区大会。台風が通過したので、よりによってというかとびっきりの暑さ予報(37℃)だ。
 それでも朝、
8:00前には勤務校に到着、いつも通りの時間(8:30)に生徒は集合し、いつも通りに掃除、腹筋、呼吸法、合唱。そして音出しをして合奏開始が
9:20。いつもの通りピッチが合わなくてチューニングが難航し、結局ろくな練習もできずに時間切れで
10:30移動準備開始。まずは一番厄介なチャイムとマリンバを2階の音楽室から1階に降ろさせて現地待ち受け部隊とトラック積み込み部隊に分かれて作業開始だ。
11:20、やっとのことで積み込み部隊も全員出発させ、自分も出発する。
12:20、会場(所沢市民文化センター)に到着。とにかく暑いというのに、指揮者たるものドレスシャツに蝶ネクタイで黒の式服に身を包む。気温35度の屋外に出て、思わず
「すこ~しも暑くないわ!」
などと、アナと雪の女王の替え歌なんかを口ずさむ。その我がいでたちを1年生どもに笑われたり、楽器置き場の荷物の置き方にいちゃもんをつけたりなど、なんやかんや例年通りの手順を経て、
14:45演奏開始。今年の曲は「虹色の未来へ」という課題曲と自由曲「歌劇トゥーランドットより」。まあ、ウチのレベルで言えば渾身の力をもってすれば、いや、それでもどうにもならない難曲である(なんでそんなの選んだんだよ…)。案の定、思ったよりもパワーを出し切れない演奏で、指揮をしながら「はああああああ……」みたいなムードだ。終わった後も客席にお辞儀しながらテンションだだ下がりで、もう帰っちゃいたい気分だが、直後に写真撮影があって、しかめっ面もしてはいられない。応援に来た保護者もいっぱいいるから、必死で笑顔を作ってその場をどうにか乗り切り、そのあとは楽屋にシケ込んでモニターでほかの学校の演奏を聴きながらもっとテンションが下がる。
コンクールなんか滅びちまえばいいのに。
 ともかく生徒の手前、最後までへこたれているわけにもいかないから、楽屋から重い腰を上げ、客席へ行って我が戦友でもあるところの生徒たちと合流する。そして、ついに結果発表。演奏順に次々に賞が発表され、金賞受賞団体が妙に多い。上位大会進出が4団体だけのはずなのになんでこんなに?これではうちはほぼ最下位だわ、やれやれと思っているうちにウチの番になり、部長が舞台の中央に進み出る。そして、運営委員の爺さんが、「ホニャララ市立ホニャララ中学校、
ゴールド、金賞!」と、読み上げて賞状を手渡す。
我が戦友たちが悲鳴のような喜びの声を上げる(キャーッ!そして直後にみんな泣く)。いや~~ひっさしぶりに聞いたぜ、「ゴールド金賞」。他ならぬウチの団体が受賞するとなると、何という素敵な響きの言葉であろうか。これだから、
コンクールって素敵じゃないか。結局上位大会には進出できなかったが(いわゆるダメ金)去年が銅賞だったからね、部員たちもみな笑顔でハッピーな気分になり、幸せいっぱいで帰ってきて、トラックから楽器を下ろして片づけて、解散したのは
20:00であった。なにはともあれ、めでたしめでたし。
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テーマ:部活 - ジャンル:学校・教育

教科書展示会で道徳の本を見る

 期末テスト期間ということで部活動は一休み。今日は「教科書展示会」に行った(行かされた)。何やら道徳の教科書についてちゃんと意見を言わなければいけないみたいなので、いつもよりもちゃんと見ました。つまり、あまり気にしていなかったのだけど、今度『道徳」が『教科』になるにあたって、今まで「副読本」の扱いだった道徳の本が「教科書」に昇格するということか。10~20分ぐらいで適当に帰っちゃおう、と思ってたんだけど、気がついたら1時間半もたっていた。結構まじめですね、私。
 で、色々見た挙句、正直言ってどれもほとんど同じじゃないか。色とりどりの洒落たイラストや写真がついて、立派な装丁。でらっくすなことであります。俺の嫌いなヤツだ。
 まあ、俺の結論としては、版型の大きい奴は避けるべし。ということで。どれでも同じなら小さい本のほうが資源の節約になるし、多少でも重量が少なくなるし収納もしやすいわけだから、何より教室内での取り回しに便利であろう。その程度でいいんじゃないの?

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ここにきて初めての体験(大したことじゃないけど)

 なんと、今年入学してきた生徒の中に、「漢字が読めない」という学習障害を持った子がいるというのだ。ほ~そういう人もいるのか、まあいるんだろうな。かなり前に、「二酸化炭素という漢字が読めなければ理科はできないでしょ」みたいなことをこのブログに書いたことを思い出した。あまり関係ないけど。
 で、その対応なんだけど、ルビ付きの教材をその子たち(2人もいるのだ)のために用意しろ、と?板書もできればルビを振れと。極め付きは、中間テスト・期末テストも、その子たちのためにルビ付きの問題を用意しろと。保護者もそういう対応を望んでいるという。こりゃ~びっくりだわ~~。
 しかし教頭先生が言うには、このようなことはもはや全国的に普通のことであって(つまりこのブログを訪れる人も先刻承知ってこと?)、我がS玉県は遅れているんだそうな。テスト問題のルビ対策も、そういう印刷物をPDFファイルに読み込んでどうにかすれば一発でルビをつけてくれるソフトがあって、それは文部科学省が無償で配布しているんだそうな。そうか、俺たちは遅れていたのか~、と妙に納得して、でも実際にはプリントアウトした普通の問題に手書きでルビを追加して、今回は間に合わせた。

 でも、それほどやったのに、肝心の答案はほとんど正解が書かれていなかった。何のためにこんなに手間かけたんだ?

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英検を全員に受けさせる?

我が住居のある自治体の市議会だよりより。

「市内の全中学生に英検を受験させ、その受験料を市で全額負担するということだが、民間の検定試験である英検を受験させる目的は?」

「英検は、民間の検定試験ではあるが、文部科学省の後援を受けている。また、国の第2期教育振興基本計画中の成果目標にも英検の結果が用いられていることや、2020年度からの大学入試改革でも英検等の民間の検定試験を活用するとされていることなどから、英検の受験機会を設けることはグローバル社会に生きる生徒の生きる力をはぐくむ一助となると認識している。」

 実は、今年度に入ってから、教頭が
「なんか、市内の中3全員に英検受けさせることになったんだってよ~。どうやってやるんだろう。受験料も全部市で持つんだって。」
なんて言い出して、ウチの市の教育委員会のお茶目がまたしても出たのか!ぐらいに思っていたのだが、これって世の中で割とトレンドになっている?まあ、俺の娘は私立中学だったので、英検全員受験で、3級とかもらってたけど、まさか公立中学校でそういうことになるとはびっくりである。
 しかし、実際上はどうなるか。中3ということになると、そもそもすでに受験して3級持ってる生徒は準2級を受けるんでしょ。ウチの中学でも帰国子女ですでに準1級を持っている生徒もいる。生徒にも話は伝わっていて、
「アタシは4級を受けるわ~」
なんて言っている奴がいる。
「オマエ、中3のくせに4級受けるのかよ!」
と、思わず突っ込んじゃったが、4級だって怪しい中3はたくさんいるであろう。さらに、4級は受ければ終わりだが、3級は1次と2次があるよね~。その上、受験する級によって教室を変えるとして、人数配分とか結構面倒な手間がかかるであろうし、3級なら2次に進む生徒も多いだろうから(確か口頭試問だったような)それはそれで手間かかりそうですよね。

で、職員室での結論は、
「国語もろくにできないのに英語どころじゃねぇだろが!」
でした。
 

チャパツと黒髪

 大阪の府立高校で、色素が薄くて生まれつき茶髪の子に黒染めを強要した挙句のはてに不登校にした、という問題が起こって、裁判になっているようだ。まったくなんとも思いやりのない話ではあるが、現場でもそうせざるを得ない背景なんかもあるのかもしれないし(例えば、その子をあげつらって「なんで俺たちの茶髪はダメなんだ!」と訳も分からず言い募る生徒や保護者の勢力があるとか)、今後どうなるのか。
 だが、問題はそんなことではない。相変わらずのマスコミによる「学校性悪説」がまたしても表面に出てきたではないか。たまたまそのニュースを数日前、テレビ朝日で扱っていたのだが、その時のコメンテーターが、
「大体、黒い髪の子が茶色に染めること自体、目くじらを立てるほどのことじゃないのに…」
とごくごく自然にほざきやがったのだ。なんという犯罪的な発言であろうか。たまたまその時、そのニュースを校長他数人の職員で一緒に見ていたのだが、校長が激怒して、その場でテレビ朝日のカスタマーセンターに苦情の電話を入れていた。誠に、頼りになる校長先生である。
 このブログに以前にも書いたが
黒い髪を茶髪にするのは、明らかな「迷惑行為」である。目くじらを立てるどころの騒ぎではない。今現在、我が勤務校(および前任校)では、そういう生徒は
「いったん帰宅して、直してから再度登校させる」
という指導を一貫して行なっている。さんざん試行錯誤し、何年もひどい目に合ってきた挙句に、やっとそういう指導をする、あるいはできるようになったのである。そこにははっきりとした理由があり、理念がある。そういう苦悶する現場の対生徒・対保護者への力学を全く考慮することもない、こういう心無い余計な一言が、テレビで、全国津々浦々の、何も知らない人に、ある種の権威ある人の言葉として、届いてしまうという恐ろしさ、影響を思うと、誠に憤懣やるかたない。テレビ局だって、そんな苦情電話なんてごまめの歯ぎしり程度にしか考えようともせず、このコメンテーターも訂正の発言をすることもなくそのまま終わってしまうのであろう。現場の教師がどんな思いでチャパツの指導をしているのか、その意味も何も知らないくせに。
 そうして少しずつ少しずつバッシングされて、知らない間に環境がむしばまれている学校は、これからどうなるのか。「学校」を、「国民の財産」として、もっと大事にしてくれよ!

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指揮者のテクニック5か条

 合唱祭の指揮者の指導…これはなかなか頭の痛い問題である。何しろ、日頃からそういうことなんかやったことのない連中ばっかりなんだから、放っておけば当然見様見真似のでたらめばかり。参考にできるのは先輩の姿だけだから、先輩が変なことやればそれはそのまんま「伝統」になる。一応1年生のころから食い入るように先輩の姿を見ているし、一応ビデオもとっているし。そこに持ってきて音楽担当のほうは、全然思ったようにいかないクラス合唱のハーモニーだのキッタナイ声だの全然弾けるようにならないピアニストだののメンテナンスや実行委員会の切り盛りなんかで手一杯、指揮者に割く時間なんて1分もない。さらに、クラスで指揮者をやる生徒というのも多種多様で、まさに指揮者にふさわしいリーダーシップも音楽的素養も豊かに持っている奴なんて滅多におらず、目立ちたがり屋、調査書目当て、音楽の成績目当て、伴奏ピアニストと仲良しだから、声が小さくて戦力にならない(変声期前、というのもある)、指揮者賞を狙っている山師、イジメの一環として押し付けられる、他に希望者がいないのでという正義感だけで、等々はっきり言ってろくなもんじゃないことがほとんどである。まず、合唱団(クラス)が整列した前に立って、俺のほうを見て、
「…どうやって始めるの?」
その前に、
「…4拍子ってどうやって振るの?」
そして実際始めて見ると、合唱の指揮どころか、音楽に合わせて手を振ることすらできない、という輩までいる始末。仕方なく担任が手を出したり、周りの生徒がいろいろ考えてフリをつけたりし始めてしまったら、今度はその努力に水を差しかねないから、本来はやらなきゃいけないはずの音楽科が余計に口を出しにくくなる。さらに困ったことに、肝心の音楽の先生(例えば俺とか)が指揮者の指導について、その技術を持ち合わせない、なんて(;´д`)トホホな場合すらあるのではないか。

 仕方がないので、指揮者が決まった時点で当人たちに以下のような資料を渡している。見てあきれる人もいるであろうが、つまり俺の勤務校の校内音楽祭本番を見ていて俺自身がイライラするところを書き連ねたということ、要するにこういうことばかりやっている、ということである。


指揮者のテクニック5か条

1 腰から下を動かさない。
 ・やってる本人は夢中になってやった気になるが、見ている方は落ち着かない。

2 ひじを出さない
 ・拍点があいまいになり、見にくい(歌いにくい)指揮になる。
 ・リズムに合わせてひじを動かすのは絶対にやめよう。わきを締める!

3 図形は胸と顔の前で描く
 ・腹の前では下すぎて、歌っているほうの目線を下に落とさせてしまうし、自分の目線も下がる。
 ・特定の拍(4拍子の3拍目など)だけ別のところに行ってしまうと、戻るのに時間がかかり、動きが不安定になる。

4 右手がリズム、左手が表情
 ・指示を出す相手には正対しよう。ピアニストには左手でリズムを、というのでは相手を軽んじていることになる。

5 息を吸うのを誘う
 ・みんながどこで息を吸うのかわからないような、あいまいな指揮をしてはいけない。
 ・曲の中のどこで息を吸うのか、ちゃんとわかっていて、伴奏者とも息を合わせておこう。

◎ 責任がある、ということを自覚しよう!
◎クラスの雰囲気を作るのは自分だ。
◎クラスの曲のことを誰よりもよく勉強し、理解しているのは自分だ。
◎音楽を作り合唱のレベルを高めるのは自分だ。
◎聴いていただく人たちに向かって、クラスを代表してお辞儀をするのは自分だ。
 ・よいステージマナー(服装、姿勢、動作など、ステージに上がる前から「演奏」は始まっている)が、よい演奏を作る。

大事な帳簿


 最近、出席簿をなくしちゃった担任がいた。若い人なんだけど、すごく焦って、どこに置いたんだ、あそこじゃないのか、それとも、とか数日探した挙句見つからなくて、たまたまの職員会議のあと、職員全員で校舎のあっちこっちを捜索する、という騒ぎになった。結局職員室の、本人の机の隣の先生の机の下に落ちていたのが発見されて一同胸をなでおろしたが、万一ゴミに紛れて処分されちゃった、なんてことになってたら大変であった。
 そういう俺もそそっかしいので、何かをどこかに置いてわからなくなる、というのはよくあって、ある年に学級日誌が消えた時は一か月ぐらいなくて、たまに開かれる委員会で使う空き教室(施錠してある)で次回の委員会の時に見つかったこともあった。一番焦ったのは、「教務必携」(スケジュールとか会議録とか部外者に見せられない生徒指導情報なんかが書いてある。なにより俺がかかわっている授業の成績の一覧がすべて書いてある)が消えた時で、確かに置いたはずのところから消えて、万一生徒が持ち出していたら…と胃が縮まる思いをした。結局管理職に申し出て、
「まずは夜中に職員室の中を探し回ってみてください。」
ということで探したところ、ある年配の先生が自分のヤツと勘違いして抱え込んでいたのが見つかった。その先生は机の上に自分のがあって、机の右下の引き出しの中に俺のがあったので、2冊も持ってたにもかかわらず気づかなかったようだ。しかも、俺の教務必携にその先生の教科の提出物(小テストみたいな)がはさんであったりした。そそっかしいのう。
 学校というところは様々なものがいっぱいあるし、動くときはみんな分単位秒単位で走って動くからそういう取り違えもそりゃ~あるに決まっている。大事なのはそういう時の危機管理でしょ。今回はみんなで協力的な感じで探して見つけたので、なんだか安心して働ける職場だなあ、と思ったことである。

以前、我が息子が教わっていた数学の教師と来た日には、かなりエキセントリックな指導をある同僚が指摘したところその同僚の出席簿が紛失して、焼却炉で発見された、なんてこともあったらしいが(そいつは最終的には教え子へのわいせつ行為で懲戒免職になりやがったが)、そういう基地外がわが職場の同僚にいない、というのもまた幸せなことである。

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